次回の試験が2015年の2月22日ということで、ちょうど3か月あります。
3か月ならば比較的余裕があります。
1日平均1時間ぐらいの勉強でも合格ラインに到達しますので、1時間半や2時間勉強できる方はさらに余裕があります。
ある程度時間のある方は、2週間ぐらいでも十分ですが、12月の上旬ぐらいまでにおすすめしたい勉強は、基本を確認することです。
具体的には、3級の仕訳に漏れがないかどうかをチェックしましょう。
2級の勉強が進まない原因の1つに、3級の基礎力が落ちていることがあります。
原因には大きく2つあって、1つは3級の仕訳、もう1つは3級本試験第五問の精算表の作成問題が弱いことです。
精算表が弱いと結構苦労します。
第三問の試算表も大事ですが、まずは第一問の仕訳と第五問の精算表です。
過去問でいいので、3回ぐらい練習してみてください。
そうすると2級の勉強がスムーズになると思います。
簿記に関する脳の回路が改善します。
3級の本試験が終わると、安心してしまい1度能力が落ちてしまいます。
それをもう1度戻すことが重要なので、5回分の過去問をもう1度やってみてください。
仕訳をやるならば本当は10回分の過去問が理想ですが、最低でも5回分の仕訳をやってみれば、もう1度思い出します。
第五問ですが、精算表だけでなく、貸借対照表や損益計算書の作成問題を、過去1回分を2回転か3回転して、その問題については満点を取るようにしてください。
日商検定2級の決算問題と似ている部分があるので、効果があります。
決算問題が苦手な人が多いのですが、それは3級の第五問ができないからなのです。
過去1回分で構わないので、3級第五問の精算表か貸借対照表・損益計算書の作成問題をやってください。
前回、第138回の問題でも構わないので、決算整理を20分ぐらいで行って、集計を20分でやりましょう。
第五問は1個で構わないので、40分で完璧にできるようになってください。
この2つをやってから、2級の勉強を改めて取り組むと、とてもスムーズになりますので、ぜひやってみてください。
私の経験上、3級第一問の仕訳は過去10回分×5第の計50問を解くのがベストです。
これをやって、仕訳を完璧にしてください。
そして、第五問の精算表か貸借対照表・損益計算書の作成問題を1回分だけを40分で完璧にできるようにしてください。
それがその上の2級や1級の商業簿記の力に通じます。
1級で商業簿記の点数が伸びない人は、基本的な力が不足しているケースが多いので、3級・2級ときっちり積み上げていって欲しいです。
私はいつもあなたの2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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3級の勉強が終わって、次に2級へ進まれる方も多いと思います。