①1株当たり当期純利益
普通株式に係る当期純利益 = 1株当たり当期純利益
普通株式の期中平均株式数
普通株式の期中平均株式数
=(普通株式の期首株式数+普通株式の期末株式数)÷2
②潜在株式調整後1株当たり当期純利益
普通株式に係る当期純利益
+当期純利益調整額 = 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
普通株式の期中平均株式数
+普通株式増加数
潜在株式調整後1株当たり当期純利益が、1株当たり当期純利益を下回る場合には、その潜在株式は「希薄化効果」を有するものとし、潜在株式調整後1株当たり当期純利益も注記または注記表に記載しなければならない。
次の資料により、1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しなさい。
1.当期純利益は3,000千円である。
2.普通株式の発行済株式数は、期首60,000株、期末65,000株である。
3.当期首に転換社債型新株予約権付社債がある。すべて転換されたと仮定した場合の普通株式の発行数は11,000株であり、当期の社債利息は22.5千円である。
4.法人税等の実効税率は40%とする。
①1株当たり当期純利益( 48 )円
※計算式
(60,000株+65,000株)÷2 = 62,500株
3,000千円÷62,500株=48円
②潜在株式調整後1株当たり当期純利益( 41 )円
※計算式
62,500株+11,000株=73,500株
22.5千円×(1-0.4)=13.5千円
(3,000+13.5)千円÷73,500株=41円
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