株式交換とは、完全親子会社関係を作るために、完全親会社となる会社が完全子会社となる会社の株式を取得する手続きをいう。当事会社の消滅がない点で合併とは異なる。
・計算例
(例)P社は、X1年4月1日にS社を株式交換により、完全子会社とした。以下の条件に基づいて、P社の仕訳を示しなさい。P社を取得企業としたパーチェス法を適用するものとする。
1.S社の発行済株式総数は4,000株で、すべて個人株主の所有である。
2.S社株主に対し、S社株式1株あたり0.5株のP社株式を発行する。
3.P社の増加資本の2分の1を資本金とし、残りは資本準備金とする。
4.株式交換日におけるP社の株価は130円であった。
(仕訳例)
【借方】 | 【貸方】 |
---|---|
関係会社株式 260,000 (S社株式) |
資本金 130,000 資本準備金 130,000 |
※ 交付株式:4,000株×0.5=2,000株。
取得原価:130円×2,000株=260,000円
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