今回の簿記ャブラリ第2章は「受取手形」についてです。
3級・2級商業簿記において、受取手形は売上代金の回収方法の一つですが、最近では手形レス化が進んでいます。
それでも、簿記の学習においては依然として重要なトピックですので、売掛金と合わせてしっかりと覚えておきましょう。

「受取手形」は、3級・2級の試験でも頻出のテーマで、重要度が高いです。
では、まずその定義を見ていきましょう。受取手形とは、将来の一定期日に、手形に記載された代金を受け取る権利を表す資産勘定です。

関連する用語には「売掛金」や「売上」があります。
これらはまとめて「売上債権」と呼ばれ、貸倒引当金を設定する対象にもなります。
商品を販売してその場で代金を受け取った場合は「現金売上」、後払いの場合は「掛売上」となります。
掛売上の未回収分は「売掛金」として記録され、飲食店のツケ払いやクレジットカード決済などがこれに該当します。
さらに、相手から「約束手形」を受け取った場合、その未回収代金は「受取手形」となります。

次に、取引の具体例を見てみましょう。
たとえば、商品40万円を販売し、そのうち20万円を現金で受け取り、残りの20万円を約束手形で受け取った場合、仕訳は以下のようになります。

売上　　　　400,000円
対して、
・現金　　　200,000円
・受取手形　200,000円

最近では仕訳の入力が自動化されている場合が多いですが、基本的な仕訳のルールをしっかり覚えておくことが大切です。
また、資産、費用、負債、純資産、収益といった各項目の位置関係を理解しておくと、よりスムーズに簿記を学習できます。

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