日経新聞5月3日、3面の記事です。
日本航空が、業績を下方修正し、従来の最終利益30億円の予想から、最終赤字162億円に大幅変更しました。
その背景には、監査法人の指摘による繰延税金資産447億円の早期取り崩しがあります。
日本航空の発表記事を見ますと、監査法人の指摘により、という文言は見られませんでしたが、日経記事では、繰延税金資産取り崩しのの背景を、監査の厳格化の流れの一つ、ととらえているようです。
たしかに、5年位前に較べて、繰延税金資産の計上には、厳しい目が向けられているようです。
そこで、参考までに、今朝、日本航空の業績推移グラフを下記のページに掲載してみました。
いろいろと、興味深い事象が浮かび上がってきましたので、ぜひ、ご覧になってみてください。
■補足→ http://bokikaikei.net/26merumaga-hosoku/375.html
上記のグラフと、より詳細な音声解説は、6月20日号の会員制CDで、じっくりと取り上げますので、どうぞ、お楽しみに!
会員制CD→ http://bokikaikei.net/01cd/36.html
今回の日本航空の業績下方修正の要因として、繰延税金資産の取り崩しがあり、その背景には、業績の見通しが、繰延税金資産回収には力不足である、という観測があるのだ、ということをご理解いただければよろしいのではないでしょうか。
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