柴山政行氏(以下、柴山):開店準備に必要なお金を集めて帳簿に書き入れるということを勉強しました。
今週学習したなかで重要なポイントをまとめてチェックしていきます。
進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
では、今週勉強したことを順番に確認していきます。
柴山:どんなことがあったか、思い出せますか?
もかさん(以下、もかさん):営利目的と公共目的です。
柴山:そうですね。
営利目的とは、お店が豊かになるということで、公共目的とは、世の中の役に立つためということです。
進行:自分の得意なことを世の中のために役立てる、ということがポイントだったのですね。
では、
柴山:ここはりょうたくんが得意ですよね。
りょうたくん(以下、りょうたくん):ヒト・モノ・カネです。
柴山:その通りです。
「ヒト」とはケイイチ君という経営者やアルバイトなどの従業員です。
「モノ」とは、店舗や配達用の自動車やパソコンなどの設備や材料や商品です。
「カネ」は給料の支払いや、必要なものを買うための資金です。
柴山:では、私財とはどんなものか、りょうたくん答えてください。
りょうたくん:消費目的です。
柴山:そうですね、ケイイチ君が自分で好きなものに使えるお金が私財ですね。
では、資本はどういうものか、もかさん答えてください。
もかさん:資本はお金を増やすために使うものです。
柴山:そうでうね、店主としてのケイイチ君が私財から資本にお金を移しました。
柴山:取引が年に1回しかないような場合は帳簿を書く必要はありませんでしたよね。
たくさんある場合に、どのような目的で帳簿を書くのでしょうか?
もかさん:たくさんある取引の交通整理をするためです。
柴山:そうですね、交通整理をするために帳簿を書くのでした。
柴山:りょうたくん、中身はどんな感じになっていましたか?
りょうたくん:Tの字がありました。
柴山:Tの字がたくさんありましたよね。
柴山:お店の金庫にお金が入ったら、竹とんぼの頭に何を書きますか?
もかさん:何が入ったのかを書きます。
柴山:今回は現金が入ったので「現金」と書きますね。
柴山:銀行には2つの役割がありましたが、何でしたか?
もかさん:お金を預ける役割です。
りょうたくん:預けたお金を貸すことです。
柴山:その通りです。
預金を集めるという役割と、集めた預金を人に貸してあげるということです。
そして、お金を預けたら利息がもらえるのでしたね。
柴山:色々なことがありましたが、何でしたっけ?
もかさん:どういう目的で使うのかということを明らかにすることです。
柴山:そういうのを何といいましたか?
りょうたくん:事業計画。
柴山:その通りです。
何をするのかを一生懸命説明するのでしたね。
自分でコツコツお金を貯めて、担保や保証人というものも用意できれば最高ですね、というお話でした。
最後はその人の「本気度」を見ているのですね。
柴山:どんな種類があったのか、りょうたくんから聞いてみましょう。
りょうたくん:普通預金です。
柴山:ではもかさん、2つ目は何でしょうか?
もかさん:定期預金です。
柴山:そうです、2人とも完璧ですね。
普通預金はすぐに引き出せて便利で利息ももらえますが、定期預金はもっと多くの利息がもらえます。
それは長く預け入れるからです。
柴山:もかさん、まずは何を書きますか?
もかさん:竹とんぼの頭に「普通預金」と書きます。
柴山:正解です、ではりょうたくんどうぞ。
りょうたくん:左側に書きます。
柴山:そうです、左側に50万シバと書きましたね。
進行:こんな感じで1週間勉強しましたけれど、どうでしたか?
もかさん:色々なことがわかったので嬉しくて、これからが楽しみです。
柴山:そう言ってくれると私たちも嬉しいです。
進行:りょうたくんはどうでしたか?
りょうたくん:専門用語がたくさん出てきたから、覚えるのに一苦労です。
柴山:でも既に覚えているから大丈夫ですよ、事業計画って言えましたからね。
自分の口から「事業計画」って言って、どうでしたか?
りょうたくん:嬉しいです。
柴山:嬉しいとやる気になるし、その気持ちが大事なのです。
進行:柴山先生、来週の内容を教えてください。
柴山:来週は「商売に必要なものを買おう!」というテーマで勉強をしていきます。
6回目となる次回は、実際にお店を開くにあたって、どんな物が必要になるのか具体的に考えてみましょう。
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