柴山政行氏(以下、柴山):帳簿はお店のお金のやり取りを記録するノートですが、最近はノートではなくパソコンという便利な道具を使って帳簿を記入します。
今回は、帳簿記入以外にも色々なことに使えるパソコンの便利さについて学びたいと思います。
進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
キッズベーカリーの開店に向けて一生懸命頑張っているケイイチ君ですが、自己資金の80万シバを使って設備や自動車を借りたり買ったりして揃えていますが、あとはパソコンを買うだけになりました。
ここで2人に質問ですが、パソコンがあるとどうして便利なのか、書いてもらっていいですか。
……では、書いたものを見せてください。
お2人ともたくさん書いてくれましたが、もかさんから読んでください。
もかさん(以下、もかさん):2つ思いつきましたが、まず、帳簿記入を紙でやると、紙が増えて大変なことになりますが、パソコンの場合は整理も簡単でコンパクトにできると思いました。
それから、パソコンだとわからないことを調べることができます。
例えば、お客さんが外人だったときに、パソコンですぐに言葉を調べられるので、時間をあまりかけずに返事ができるのではないかと思いました。
進行:では、りょうたくんお願いします。
りょうたくん(以下、りょうたくん):文字を打つだけで調べたいことが表示されることと、調べたことをそのままパソコンで入力して、保存することができることです。
進行:先生、どうでしょうか。
柴山:今は、インターネットなどで調べることができるので、調べるということはパソコンでできますよね。
あとは帳簿もつけられるので、事務も検索もできます。
パソコンがあるとなぜ便利なのかというと、1番目は計算が速くて正確であること、2番目に帳簿や契約書などの文書作成ができることと、3番目は、メールですぐに連絡できることと、4番目にホームページを作るということです。
このように、パソコンの便利な点は以上の4つを挙げることができますが、実は、1番2番のグループと3番4番のグループとでは内容に違いがあります。
進行:では、この2つは一体何が違うのか、お2人はわかりますか?
もかさん:1番と2番は個人ですることで、3番4番はメールで相手と連絡をしたり、ホームページはお客さんに見てもらったり、他の人にも見せるものです。
りょうたくん:1番目と2番目はお店を作るのに大事なことで、3番目と4番目はお店を宣伝するのに必要な感じがします。
柴山:2人ともよく考えていますね。
ほとんどお2人が答えを言っているのですが、改めて確認すると、1番目と2番目のグループはパソコンで、帳簿を作れたり、メニューやパンフレットを作れたりします。
これは先ほど言っていた、「誰かに伝える」ということにも繋がります。
計算が速くて正確とか、文書の作成ができるということが、個人の仕事で大事になってきます。
そして、3番目と4番目のほうですが、メールでやり取りができたり、ホームページを作ることによって、色々な人にお店を知ってもらうことができます。
こういった2つのメリットを使いこなすと、パソコンはとても便利な道具となります。
柴山:1番目、パソコンがあると、計算が速く正確にでき、か簡単に文書が作れ、メールですぐ連絡ができて、ホームページも作れて便利です。
昔は新聞広告やDMなどでしかお店を宣伝をすることができませんでした。
それらは印刷などにお金がかかりますし、配るスタッフの人件費もかかるのですが、ホームページの場合は、作って公開するだけでみんなが見に来てくれるので、今の時代にはとても重要なのです。
2番目、計算が速くて正確に文書が作れると、帳簿がつけやすく、メニューやパンフレットも作れます。
3番目、メールやホームページのメリットは、こまめな連絡で売上をアップさせたり、多くの人に宣伝ができることです。
進行:今日はどうでしたか?
もかさん:学校でもパソコンの授業をやっていますが、こういうことを聞くと、やはりパソコンは出来たほうがいいと思いました。
りょうたくん:パソコンの便利さを改めて感じました。
進行:先生、明日の内容を教えてください。
柴山:明日は「パソコンを買ったらどう書くの?」という、竹とんぼのお話になります。
パソコンもお店のお金で買った大事な財産ですので、帳簿に記録する必要があります。
明日はその書き方を学んでみましょう。
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