一般論になりますが、月曜から日曜まで毎日勉強するのはきついので、日曜はお休みにして、できない日があったときの予備日とします。
月曜から土曜までの6日間勉強する場合、6日連続で商業簿記か工業簿記のどちらか一方だけしかやらないというのは、やらなかったほうの勘が鈍りますので、全くやらないというのはおすすめしません。
「商業簿記と工業簿記を1週間ずつ交互にやるのはどうですか?」と聞いてくる方が時々いますが、せめて1日おきぐらいにして、どちらもこまめに見たほうがいいです。
なぜかというと、簿記というのは学問ではないからです。
もちろん、学問的に研究する方はいらっしゃいますが、あなたが受けようとしている簿記検定は実務に関する試験なので、瞬発力が問われるのです。
資料を見て仕訳を切るというのは、ある意味ではスポーツと同じような反射神経が求められます。
つまり、簿記というのは頭のスポーツなのです。
あるいは、ギターやピアノのようなものです。
私はギターをやっているのですが、1日弾かないと勘を戻すのが結構大変なのです。
3日弾かないと指が動かなくなることもあります。
スポーツも、2日3日と休むと体が鈍ってしまいます。
簿記も同じで、しばらくやらないと鈍ってしまうのです。
そして、基本的に商業簿記と工業簿記は違う学問なので、どちらも毎日見るべきです。
私が会計士の受験生時代にはどちらも毎日見ていました。
私は1日5時間から8時間は勉強していたので見ることができたというのもありましたが、1日1・2時間の方だと毎日両方見ることはできないかもしれないので、その場合は1日おきぐらいで見てください。
ただ、商業簿記のほうが工業簿記に比べて範囲が広く、時間がかかるので、商業簿記はせめて仕訳だけでも毎日見ることをおすすめします。
毎日10分でも構わないので、商業簿記だけは絶対に毎日見るようにします。
日曜を休養日にしている場合でも、10分ぐらいなら見ることができるはずなので、試験が終わるまではやって欲しいと思います。
なので、商業簿記は仕訳だけは毎日見て、あとは1日おきでも良いと思います。
工業簿記は1日おきでも何とかなりますが、2日おきはキツイと思います。
簿記は学問ではなくてスキルなので、勘を鈍らせないように、2日おきでもちょっとキツイのですが、どんなに間が空いても3日は空けないようにしてほしいです。
やはり、商簿の仕訳は毎日やりながら、それ以外の商簿と工簿は1日おきでやるのが一般的だと思います。
毎日やれとは言いません、1日おきぐらいでも良いとは思いますが、最後はご自身で判断してください。
もちろん、2日おきにやったとしても合格できるとは思いますが、さすがに1週間どちらかをまったくやらないというのは避けたほうがいいと個人的に思います。
これは2級に限らず1級も同じです。
1日2時間勉強したうちのほとんどを工業簿記に費やした場合でも、10分は商業簿記を見ていただきたいです。
3日連続で商業簿記・会計学だけをやったとしても、せめて10分か20分は工業簿記のテキストを見て、基本的な例題だけでもいいので、少しはやって欲しいなと思います。
できるだけバランスを取って、並行して学習した方がいいと私は思っています。
よろしければ参考にしてください。
私はいつもあなたの簿記検定2級・1級の合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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