3級の勉強が一通り終わっている方ならば、100時間勉強すればいいので、1日4時間ぐらいやれば今からでも間に合います。
難易度との兼ね合いもありますが、早ければ80時間で、100時間もやればかなり可能性がありますので、頑張ってみてください。
2級に限らず1級でも言えることなのですが、普段やっていないことは本番でも出来ないので、ここで合格体験をしてみましょう。
今、過去問や総合問題を解いていると思いますが、苦手なものばかりやるのではなくて、1度でいいので、合格点を取るという体験をしてほしいのです。
過去に解いた本試験の過去問か総合問題で、科目ごとに出来が良かったものをピックアップして、解いてみます。
回を跨いで構わないので、商業簿記と工業簿記で出来が良かったものを、それぞれ違う回からピックアップしてくるのです。
その問題をやってみて、90点近い点数を取ってみると「自分でも90点が取れるんだな」と思えるようになります。
そうすると、心理的な壁が取り払われて、高得点での合格も狙えるようになるし、イージーミスをしても70点以上取れるようになります。
もちろん、苦手なものを克服することも重要なのですが、それだけだとどうしてもネガティブな気持ちが先行してしまって、チャンスが来ても攻めることができないのです。
昨年、コンフェデレーションズカップというサッカーのイベントがあったのですが、日本とイタリアでは圧倒的にレベルが違うのです。
イタリアは優勝を何度もしていますが、日本は優勝したことがありません。
そんな日本が2点先取して勝てそうだと思ったのですが、選手はみんなイタリアに対して変に謙遜をして怖じ気づいてしまったので、本来ならば勝てる試合だったのにもかかわらず4対3で負けてしまいました。
「イタリアなんかに勝てるわけがない」と思っているとそうなってしまうのです。
日本はこれからこの殻を破るべきだと思います。
簿記も同じで、「自分が簿記で80点以上取れるわけがない」と思ってしまうと、それ以上の点は取れないので、一度満点近くを取れるような体験をしてほしいのです。
だから、過去問や本試験形式の総合問題のなかから自分ができるものだけをピックアップして、それを時間内に解いて、90点や100点を取る体験をしてみてください。
そうすると、「自分でも満点が取れるのだ」ということに気付いて、気が楽になります。
苦手なものを克服するのも重要ですが、2回ぐらいは、そのような成功体験をすることをおすすめします。
頑張ってください。
私はいつもあなたの簿記検定の合格を心より応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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受験される方は頑張っていただきたいと思います。