少し前の「がんばろう日商簿記1級合格」で、2級合格レベルから1級合格まで500時間前後かかって、1日平均3時間学習するというお話をしましたが、今回は、知識ゼロから2級、あるいは、意欲的な方で、11月に何としても1級を取りたいという方は、今からでも間に合います。
そのためにはかなり頑張らなければいけませんが、5か月半という限られた期間のなかでみましょう。
まずは2級です。
6月が23日、7月が31日、8月が31日、9月が30日、10月が31日、11月が15日あります。
合計161日で、23週あります。
ゼロから2級合格に必要な時間数は、余裕を持ってだいたい150時間です。
一般的には、3級合格レベルから2級へいくのに150から200時間ですが、柴山式の場合は3級も含めます。
3級単独での合格は50時間あれば可能です。
2級の合格は、3級合格レベルから100時間だと思っていただければいいと思います。
もちろん、これは2級をゴールとした場合です。
とりあえず、150時間ぐらいみておけば、合格の可能性はかなり高まります。
1日あたりの勉強時間は1時間足らずです。
日曜日にお休みしたければ、土曜日に2時間勉強してください。
日曜日をお休みにするのを私はおすすめします。
日曜日は他の日に勉強ができなかった場合の予備日にして、何もなければお休みにすればいいです。
1日1時間半できる方は、夏ぐらいまでは土日を休みにしてもいいですが、9・10・11月の直前3か月ぐらいになったら休みを1日だけにして、2日空けないようにしてください。
2日空けると感覚が鈍ってしまいます。
1日1時間ならばそんなに難しくはありません。
1日1時間やって150時間で、プラスアルファして160時間になれば、柴山式のカリキュラムならば、余裕をもって全範囲が終わりますので、かなりの方が合格できるはずです。
もちろん、問題との相性などで、とんでもなく難しい問題の場合は受かりにくいですが、合格率30パーセント前後の標準的な問題であれば、原則として合格してもおかしくないレベルにまで持って行けるはずです。
今からはじめる方は3級と2級を一気に勉強すればいいのです。
3級と2級の同時合格は当然可能ですので、その際にはぜひ合格体験記を書いてください。
あるいは、ゼロから1級を目指したいという欲張りな方も、可能です。
その代わり、時間のマネジメントが必要です。
1日平均4時間ですが、昨年合格したマエムラさんが1日4時間の勉強を4か月やっているので、不可能ではないです。
時間に余裕のある学生さんであれば可能ですし、残業が無い方でも可能だと思います。
11月半ばまでの辛抱なので、そうすれば12月の下旬には1級の合格証書を手に入れることができるかもしれません。
2級よりもさらに希少価値が高いです。
時間に余裕のある学生の方や、一時的にお仕事をお休みしている方、まとまった休みを取れる方などは挽回できるので、考えてみてください。
大変ですが、11月までの辛抱です。
これだけまとまった時間を勉強すれば、会計の専門的な知識がかなり身に付きますので、将来、日経新聞を読んだり、会社の財務管理に関する話ができるようになりたければ、1級まで取得しておくと楽です。
社会人で大学院の勉強をしているつもりで、1日4時間勉強してみてください。
私の経験上、4時間はギリギリ不可能ではない時間です。
半年ぐらいであれば4時間はなんとかなります。
時間の内訳は、1級まで勉強するならば、1級の勉強は3級と2級の勉強を兼ねるので、3級50時間、2級100時間の勉強を丸々やる必要はありません。
8掛けで結構です。
そうすると、3級の内容は40時間で一通り身に付いて、2級の内容も80時間あればかなり力が付きます。
その知識をベースにして1級の勉強を480時間やれば、当然、1級の勉強は3級・2級の知識を含んでいるので、1級の勉強で3級・2級が楽に見えます。
3級は30時間にしてもいいぐらいです。
2級も60から70時間でもいいぐらいです。
標準的には3級が40時間、2級が80時間で十分1級の勉強にいけます。
3級と2級の勉強を120時間して、すぐに1級の勉強に移ります。
ちなみに、120時間ならば、これで3級・2級の同時合格も不可能ではありません。
そこからさらに1級の勉強を480時間やって、合計600時間を確保できるならば、知識ゼロからでも1級の合格証書を手に入れられる可能性が十分あります。
のんびり3級・2級の同時合格を目指したいという方は、1日1時間ゆっくりやってください。
一方、11月までに1級にチャレンジしたいというエネルギーが溢れている方は、うまく時間を調整して、1日4時間勉強して、11月の1級を目指してください。
どちらも可能です。
ゼロから2級を目指して、来年の6月に1級にチャレンジするという方法でも大丈夫です。
就職活動での強力な武器にしたいと考えている大学生などは、勉強時間があるので4時間できるはずです。
みなさんの状況に応じて考えてみてください。
次の11月に1発合格することも夢ではありません。
知識ゼロのあなた、今がチャンスです。
スタートが遅くなればなるほど、確率は低くなりますから、今のうちに始めましょう。
「思い立ったが吉日」ぜひ、138回の簿記検定2級・1級の合格を目指して頑張りましょう。
私はいつもあなたの簿記検定の合格を心より応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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