11月の141回をめざす方や、来年の6月をめざす方など、色んな方がいらっしゃいます。
みなさんの状況に応じて意識して欲しいことがあるのですが、1つは、徹底的に「できる人」の真似をすることです。
「できる人」とはどういう人かというと、過去に合格した人、合格した人が書いたテキスト・問題集など、成功した人のやり方を真似することです。
できないところはやらなくてもいいので、まずはやってみることです。
私が公認会計士をはじめたとき、1年目はTACというところで勉強をしたのですが、そこには天才的に勉強ができる東大の方がいらっしゃいました。
彼は駿台予備校で全国で6位になったという優秀な方です。
競争を勝ち抜いてきた方というのは芯が通っていて、理にかなっています。
私は1浪1留で大学には5年間通ったので、勉強の落ちこぼれでした。
落ちこぼれが、突然、ベストなやり方を考えるとは思えません。
試行錯誤して1年間を無駄にするのは嫌だったので、最初から、結果を出している人の真似をしました。
その東大生の7掛けで勉強をすれば受かると思って、実際に全答練という公開模試では合格レベルにはいきましたが、最初の1年目は残念ながら受かりませんでした。
その時の経験で思ったことは、できる人のやり方を、良いところも悪いところも、まずは真似をしてみることです。
やってみると、その癖がわかってきます。
私のこれまでの指導経験で、合格者のやり方を見ていて良い解き方だと思ったものを集大成にしたのが柴山式の例題なのです。
この例題は基本レベルの問題もあれば過去問レベルの問題もありますが、あの解答プロセスというのは、私が合格者を数多く教えてきて練り上げたエッセンスなので、あの解答手順をそのまま真似して欲しいのです。
過去問も同じで、解答プロセスを示しています。
私も音声講義で過去問を扱っています。
プリントを使って、実際の時間配分をやっています。
これはとても好評で、このノウハウを欲しいという方が多くいらっしゃいます。
プリントを使った柴山独自の過去問の解説もありますが、そのプリントのとおりにやって欲しいのです。
柴山の過去問のプリントどおりにやって、例題の解答プロセスを真似してください。
「学ぶ」という言葉は「まねぶ」という言葉の発展系とも言われています。
これは簿記の級に関係ないですし、他の資格試験や習い事、仕事でも、できる人の真似をしていただきたいです。
簿記1級であれば過去問、簿記2級・簿記3級ならば演習問題があるので、それを繰り返して、私が培ってきた解答パターンを真似してください。
とにかく、過去に結果を出した人のやり方を真似すれば、大きくは外さないはずです。
まずは自分よりできる人の真似をして、それがある程度できるようになったと思ったら、次に、そのやり方を自分なりにアレンジすればいいのです。
柴山式の場合は、私が作った例題の計算過程を真似してください。
簿記1級の過去問ならば、私が作った音声解説のプリントのとおりにやってください。
あれは、「私が受験生だったらこのように解答する」というやり方でやっています。
ぜひ、簿記1級の方は頑張ってください。
簿記2級・簿記3級の方は、私が作った演習問題の解答プロセスを真似してください。
真似をするだけで続々と合格者が出ていますので、信じて、あなたが選んだ勉強方法で、成功した方の計算過程を真似してみてください。
徹底的に真似をした後に、独創性がついてきます。
基礎力を身に付けるときは真似るのです。
真似をして基礎力が身に付いたら、応用であなたの色を出せばいいのです。
最初はできる人の真似をしてください。
私はいつもあなたの簿記1級合格、そして人生の成功を一生懸命応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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6月14日の140回簿記検定まであと1か月となりました。
ラストスパート頑張ってください。