日商簿記検定2級の合格レベルからスタートして、柴山式の指導実績からいうと、500時間ぐらいを勉強したあたりから、コンスタントに複数の合格者が出始めています。
もちろん、500時間というのは最低ラインなので、500時間勉強をすると、大抵の方が本試験で合格の期待をもって戦えるというイメージです。
本当に受かるかどうかは、巡り合わせもあるので、結果的に600時間700時間ということもありますが、毎年500時間から合格実績が出始めていますので、500時間というのは簿記1級レベルのマスターの目安としています。
私は20年程度簿記1級等の指導をしていまして、過去に300時間台前半で受かった方を2人ぐらい見ていますけれど、巡り合わせなどいろいろな要素があるので、可能性は低いものの、300時間からでも戦えます。
ただ、さすがに200時間前後で受かった人は知らないので、本試験では合格の期待は無いかなという気がしますが、体験をするという意味では良いです。
300時間ならば、あわよくばということが無いわけではないので、若干の期待をもっていいのですが、ある程度自信をもって臨もうと思うならば500時間ぐらいの勉強は必要です。
ある程度早めに受かった方で450時間です。
私が以前インタビューしたマエムラさんが480時間なので、400時間台後半からは割と早めに受かる方も出てきますが、500時間から550時間の範囲で勉強計画を立てるのが無難だと思います。
いかにして日常生活という器のなかに勉強のための500時間を入れるかが大切です。
あなたの目標とする試験が第141回ならば6月14日、第142回ならば11月の中旬なので、今から6か月ぐらいあります。
1日2時間半から3時間をコンスタントにやると6か月で500時間勉強できることになります。
あなたのめざす試験回と残りの日数、それにあなたの生活のリズムを考えながら勉強時間を設定してください。
可能であれば日記や手帳をつけている方は、手帳の毎日の日付のところに残りの勉強時間を書いてください。
ある程度勉強されている方なら、今200時間やっているからあと300時間やるとか、残りの時間を考えれば、気持ちも変わってくるでしょう。
残りの勉強時間をカウントダウンしていけば、やる気になります。
あなたの必要な勉強時間を設定して、それをカウントダウンする形でモチベーションを高めてください。
私も公認会計士の受験生時代はやっていました。
勉強のプロセス管理です。
結果はコントロールできませんが、プロセスはコントロールできます。
過程を大事にしましょう。
これは簿記1級だけではなく、簿記2級や簿記3級にも使えますので、それぞれの合格に必要な勉強時間に合わせてやってみてください。
私はいつもあなたの簿記検定の合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
PREV
おすすめ本「結局、世界は『石油』で動いている」佐々木良昭著
|
NEXT
自信のないときは安易に「わかった」とは言わない。
|