本試験における時間配分のモデル

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「時間配分のモデル」というテーマでお話をしたいと思います。

本試験は2時間で解答します。
これを見ていただくとわかりますが、第一問の仕訳5題は10分を目標に解いてください。

第二問はかつて特殊仕訳帳と伝票が多かったのですが、最近はいろいろな問題が出るので、広く、浅く、いろいろな問題を勉強して、特に柴山式の場合は演習問題を中心に勉強してください。

広く、浅く勉強すれば、ある程度は引っ掛かります。
ここは最近、部分点ぐらいになっていますが、その気になれば半分ぐらいは取れることも多いですから、そこまで悲観する必要はありません。

その場の判断力と、最低限の基礎力があればある程度の点数は取れます。
第二問は出題形式が一定していないので、あまり気にしないでください。

かつてよく出題されていた伝票や特殊仕訳帳もテキストの問題の範囲でやっておき、あとは5回分くらいの過去問を確認してもいいと思います。

第二問は半分ぐらい取れれば良いです。
第一問はできれば5つのうち3つか4つは取りたいです。
第三問の決算手続もできれば7割を目標にしてください。

今回のポイントにしたいのは決算手続きです。
第三問は45分で解くことを意識していただきたいです。

実際に3回ぐらい問題を解くと思いますが、3回転目ぐらいは45分の目標からマイナス10分ぐらいの30分か35分で解けるようにスピードを上げて欲しいです。
決算手続の45分がポイントで、ここに時間をかけすぎないようにしてください。

第二問は25分です。
この時間配分に気をつけてください。

最近の傾向から、どのような問題が出るのかよくわからない部分もありますが、全く見たことがない問題ではないはずなので、半分取れればいいという気持ちで25分で終わらせて、全部終わらなくても次へいってください。

第三問の決算手続も、損益計算書の作成、貸借対照表の作成、本支店会計のあたりは最低限1個ずつ問題を解いて、あとは決算3勘定(繰越利益剰余金、損益勘定、繰越試算表または残高勘定)ですが、基本は財務諸表の作成と同じで、あとは決算整理後残高試算表などです。

本支店会計の問題と決算3勘定と損益計算書・貸借対照表の総合問題、この3つぐらいは決算手続の対策として過去問や総合問題を45分以内で解けるように練習してください。
第四問と第五問はそれぞれ15分です。

柴山式の簿記検定講座受講者で簿記2級に合格される方は、工業簿記が満点の方が多いです。

第四問と第五問を合わせて8割から9割取る方が多いので、得点戦略としては、第四問と第五問を合わせて40点中30点以上、できれば満点近くは取りたいです。

第一問、第二問、第三問は60点中40点を取って、合計70点以上取りましょう。
目標は商業簿記で40点以上、工業簿記で30点以上、これで7割以上取るという手堅い戦法でいきたいと思います。

それぞれの時間配分に気をつけてください。

第四問と第五問は15分ずつでできるように、しっかり復習をしてください。

柴山式のテキストと演習問題を繰り返し勉強することで基礎力が身に付きます。
あとは本番形式の総合問題や過去問を最低2回分か3回分、時間を計りながら解いて、時間配分の練習をしてください。

第一問の仕訳が10分、第二問が25分、第三問が45分です。
第三問の45分は本当に重要なので気をつけてください。

時間配分を守って勉強すれば簿記2級の合格率はあがりますので、頑張ってください。
私はいつもあなたの日商検定2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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