簿記試験、合格しやすい人は教材を絞り込んでいる!

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「合格しやすい人ほど教材をどんどん絞り込んでいる」というテーマでお話をしたいと想います。

誰もが、勉強している途中でうまくいかないことがあったり、問題を解いても点数がなかなか伸びなかったりして、今の勉強法に疑問を感じたり、他の勉強法を模索することもあります。

ところが、私がこれまで20年以上指導していて、受かりやすい人ほど、テキストや問題集を1つに絞って、それを徹底的に4回5回と反復しています。

たとえば、テキスト3冊を1回ずつ勉強するよりは、可能であれば1つのテキストを3回転したほうが記憶も定着しやすいです。

私の経験上、3回転はまだ少ないです。
できれば4回、5回転させてください。

すぐわかるところは2回や3回でも良いですが、なかなかわからないところは倍の6回7回、場合によっては10回ぐらい繰り返して、1つのテキストを徹底的に学び尽くします。

問題集にしても、1つの問題集を徹底的に、どの問題が出てもできるようにする状態に近づけるのがベストです。

そのため、受かりやすい人ほど、時間が経つほどどんどんテキストが1個2個に絞られてきてシンプルになります。

一方、できない人は、時間が経つほどいろいろなテキストをつまみ食いして、机の上のテキストの数が増えていき、何をやっていいのかわからず、全部中途半端になってしまうのです。

これが一番上手くないやり方なので、勇気をもって1つに絞って、そのテキストと運命を共にするぐらいに、やり倒してください。

大抵のテキストは合格に必要な最低限の知識は一通り揃っていますので、それをしっかりと自分なりに吟味して、ボロボロになるまで1つのテキストや問題集と付き合ってみてください。

そのほうが受かりやすいです。
これは簿記検定のすべての級に共通していますし、もちろん公認会計士試験や税理士試験、あらゆる勉強に通じる考え方だと思っています。

ぜひ参考になさってください。

できる人ほど、テキスト・問題集を絞り込む勇気をもっているということです。

ぜひ頑張ってください。

私はいつもあなたの簿記検定の合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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