第140回 簿記2級の感想と講評

がんばろう日商簿記2級合格、今回は第140回の簡単な講評と私の感想についてお話してみたいと思います。

今日は2015年6月14日、日商簿記検定第140回がありました。

簿記検定を受検された方、本当にお疲れさまでした。
まずは少しゆっくり休んでください。

取り急ぎ、簿記2級に関して、ある程度出揃った情報を一通り見てみて、講評を簡単にはできる状況なのでお話します。

今回は90点などは取りづらい回だったと思います。
特に第三問は難しいので、全体として70点を取りにいく戦略でいきますと、第一問の仕訳は5問中4つ取れます。

第三問の売上割戻に関しては簿記2級のレベルを超えているので、これは無視していいです。
ということは4つを取ります。

イージーミスをするならば、第二問の本支店間取引が少しミスをする可能性があると思いますが、あれも柴山式の仕訳をやっていればそんなに取れないことは無いと思うので、理想は16点で、できれば1個ミスして12点で戦いましょう。

8点の場合は、今回少し厳しいかもしれません。
第二問の伝票は満点取れる人は取れます。

過去問であるとか、柴山式の演習でテキストなどでも出していますので、ここをしっかりやっていただければ、伝票は取れる可能性があります。

特殊仕訳帳は今後出る可能性は考えづらいですが、伝票は出る可能性が無いわけではないので、過去の本試験問題とか柴山式の総合問題または演習講座をしっかりやった方は満点を狙えます。

ここで20点を取れたら大きいですが、16点、妥協しても14点でも良いかなと思います。

何にせよ、できれば商業簿記で40点は取りたいところです。

問題は第三問です。
当期純利益や法人税などいろいろありますけれど、難しいところは飛ばしてください。

のれんの償却を見ていても、部分点を狙えますので、ここは何とか8点かできれば10点を目標にしてください。

部分点の積み重ねで10点はいくと思うので、第三問は10点、第二問は16点、第一問が16点でできれば42点が目標です。

ただ、そうはいかなくても、ここで37、8点を取って、第四問、第五問のどちらかは満点を狙えます。

第四問、第五問で8割か9割は取れるので、こちらで32から36点を取っていただければ、商業簿記が40点を下回っても受かる可能性があります。

最近の傾向からいって、今回の勝負は工業簿記なのです。
標準原価は満点を狙えます。

落ち着いて見るとそれほど難しいことは問われていません。
仕訳も難しくないですし、損益計算書も取って欲しいので、第四問は20点を狙いにいきたいです。

第五問は等級別で、少し資料の出し方、3つ等級別があるので少し捻っていますが、それほど難しくもないです。

まず、等級別は5つの問題があって、第1問と第2問は普通の総合原価計算ですが、この2つに傾斜配点がくる可能性があります。
等級別は3つできるかできないかでオールオアナッシングです。

5つなので4点×5か所とすると、等級別で第3問、第4問、第5問ができないと大打撃なので、第5問は差がつきやすいですが、もしかしたら第1問と第2問に少し配点が多めにくるかもしれないです。

そうすると10点はいけるかもしれないです。
できれば32点は取りたいところですが、第四問、第五問は控えめに28点としました。
第四問が満点取れれば大きいです。

第四問を満点取って第五問が8点で28点でも戦えますし、第五問のカッコ1カッコ2の総合原価計算ができなければアウトです。

問題は、等級別ができるかどうかが勝負です。

ここができれば満点を狙えます。

第五問は満点か8点かのどちらになってしまうのできついです。
傾斜配点をしてくれれば良いのですが、してくれるのかどうかは微妙なところです。

ともあれ、第四問、第五問で32点取った方はかなり合格の確率が高まります。
やはり今回も工業簿記の出来が合否に左右されるのです。

商業簿記に関しては、仕訳はできれば4つ取りたいです。
伝票も、これに近いものを柴山式の総合問題で出していますので、推定の伝票はパターンが1つか2つしかなく、それほど難しくないので、もしかしたら満点を狙えるかもしれないです。

したがって、今回、満点が狙える問題というのは第二問の伝票と第四問の標準と第五問の等級別です。

この3つのうち2つが満点を取れれば、今回はかなり合格の可能性があります。
しかし、満点が1個や、満点が無かったとしても、他のバランスが良ければ7割は取れます。

実際は30点までは捨てて良いので、極端な話、どれか1個が全くできなくても、他で満点がいくつか取れれば70点いく可能性はあります。

一問あたり20点の配点なので、丸々一問全滅しても大丈夫ですが、全滅することはあり得ませんから、どれか一問が10点ぐらいでも、他でカバーできる可能性があるので、柴山式の学習をしている方は、とにかく第二問と第四問と第五問は一応20点を狙えます。

今回、点数はいろいろな結果が出たと思いますが、もう1度復習をしっかりしていただいて、次に繋げてください。

一応、得点戦略として70点以上は可能な問題ではあったということで、第三問は少し難しかったり、第一問の仕訳の第3問は難しいとは思いますが、それ以外はうまく部分点を積み重ねれば7割は可能です。

ぜひ頑張ってください。
今日はお疲れさまでした。

私はいつもあなたの簿記学習を応援しています。
また、これからも頑張りましょう。
今日は本当にお疲れさまでした。

以上で本日の解説講義を終わりにしたいと思います。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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