1個4点なので、4問正解で16点は取りたいところです。
12点でも他の問題で挽回することはできますが、できれば仕訳で8割は取ってほしいです。
それと、簿記2級の場合は第三問で決算手続をやりますが、ここでも決算整理仕訳が重要になってきます。
もちろん、第二問も出題形式によっては仕訳がポイントになる場合もあります。
特殊仕訳帳の問題で、記載内容をもとに仕訳日計表を作らせる問題が出るかもしれないですし、伝票の問題も仕訳がわかっていないとできません。
なので、結局は仕訳が第一問だけではなく、第二問、第三問にも大きな影響を与えるのです。
商業簿記の勉強の中心は仕訳なのであって、試験対策という意味では仕訳が基本なのです。
簿記3級については、第一問の他に、第三問の試算表作成と第五問の精算表作成のいずれも仕訳の知識がベースとして必要になります。
以前、キッズBOKIで小学生が3級に合格したときも、過去10回分の第一問の仕訳問題を2回転させました。
3回転目からは、大体の仕訳は出来るようになります。
4回転させると、ほぼすべての仕訳が出来るようになるケースが多いです。
過去10回分の仕訳問題をやれば、ほぼ16点を狙えるようになります。
なので、過去問をお持ちの方は、10回分の仕訳問題をやってみて、すべてできるようになってください。
あるいは、柴山式の簿記2級講座を受講されている方は、重要仕訳が40個、その他の仕訳が20個の合計60個ぐらいをまとめたものがあるので、その仕訳を完璧にしていただければ、仕訳問題が解けるようになります。
柴山式を受講されていない方は過去問やって、柴山式を受講されている方は、仕訳問題対策を最低2回転、できれば3回転して、この中のどこから出題されても8割は書けるという状態にすれば、簿記2級と簿記3級の第一問でかなりの自信が持てます。
今回受験される級だけではなく、さらに上の級を目指すときに、今回勉強をした仕訳の知識が必ず役に立ちます。
簿記1級も仕訳が大事なのです。
仕訳が出来てこその総合問題なのです。
簿記1級の場合は、200から300ぐらいの仕訳を覚えます。
簿記2級は100、3級が50ぐらいの仕訳があります。
簿記3級から1級まで、すべての級で必要な仕訳を合わせるとおよそ500ぐらいなのです。
もちろん、この中には試験に出ないようなものや、あまりにも簡単なものもあります。
過去問の仕訳問題はかならず1つ問題に1つの仕訳が出るとは限らず、複数の要素が入っていることもあるので、全て勉強していれば重要なものがわかります。
直前期であるこの時期は重要仕訳をしっかりやりましょう。
頑張ってください。
私はいつもあなたの簿記2級合格を心より応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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