第138回1級合格体験談3-5

ではこの次、「柴山式簿記1級を受講してみていかがでしたか?」。

ということですが、これは書いていただいたように、「自分が一番不安に思っていたメール相談もしっかり対応していただき」。

柴山
多分、簿記講座Q&A事務局のことですね。
事務局の方があそこにいますけど。
最初にメールでどのような質問をされましたか?

内藤
最初は、多分一番最初にメールをしたのは、1回目の受験で落ちるまで自力でやっていて、落ちてからメールをしました。

柴山
ではそのあと多分、精神的に落ち込んでいた?

内藤
はい、質問をした時点で、結構長くやっていたので。
それでも、1回目の受験が42点ですごい精神的に抉られたので。
話を聞いてもらえるだけでも聞いてもらおうと思って、まずメール相談をして、これからどうしていけばいいのかということを教えていただいて。

柴山
そのときにどのような感じの答えが返ってきましたか?

内藤
そのときに返ってきたのが、まず「お疲れさまでした」と返ってきて、自分が工業簿記・原価計算で8点と4点ということで全然点数が取れてなかったので、それで「例題が足りない」ということを的確に教えていただいて、「例題をできるようにする。分かるのではなくて、できるようにすることが足りない」ということを言われましたので、それからはそれを主に。

柴山
なるほど。心の移り変わりについて聞きたいのですが、まず落ちたときに最初、何を考えましたか?

内藤
最初は。

柴山
そのときの第一印象、パッと思い浮かんだ感じは。

内藤
無、無でしたね。
何も考えられないという。

柴山
例えば、せっかくここまでやってきたのにとか、もっとできると思ったなど、その辺のやるせなさのようなものを。

内藤
1回目の受験をしたときはあまり自信がなかったのですが、自分としては結構解けたと思っていました。
「あっ、これはだいぶ、戦えたぞ」と思って、その自己採点したときに、40点でしたので。
「あれ、全然取れてないな」と。
本当に取れてなくて。

柴山
大体何点ぐらい取れると思いましたか?
これ、コーチング、入っていますけど。

内藤
多分、合格はしないと思っていたのですが、60点はいけるかなと思いました。

柴山
でしょ。
そのギャップというのが怖いですよね。
60点行けると思って、40点だとどう思います?

内藤
えっ、と思いますね。
なんで、と思いました。

柴山
そのあと、どうでした?
やはりこのままだと、もしかしたら勉強が続かないと思いました?

内藤
そうですね、多分。
結構自信を持って解答したものが40点でしたので、本当に満点を取れるぐらいでないと合格できないのかなと、そのときは思いました。

柴山
そうですよね。
その状態でメールを送って、相談した。
そのときに返ってきたのが、「お疲れさまでした」という?

内藤
はい。

柴山
なるほど。
一番心に残った答えで覚えていることはありますか?
モチベーションが上がるとか何か。

内藤
一番は、工業簿記・原価計算に関して全然できていなかったことを相談したときに「例題をこなすことが足りない」ということを指摘されたことが一番自分にとっては大きかったです。

柴山
それで、モチベーションが上がった。

内藤
はい。

柴山
覚えている範囲でよいのですが、回答はどれぐらいで来ましたか?
例えば、翌日や1週間後など。

内藤
多分、翌日か2日か3日後ぐらいで。

柴山
では、わりと早く。
一応、柴山会計の社内規定ではメールが来てからどんなに遅くなっても、3営業日以内に出しなさい、ほかにやることがあるなら次の日までに出しなさい、ということになっています。
大体守ってくれているということですね。

内藤
はい。

柴山
ああ、よかったですね。
とりあえず、柴山会計の内部ではそうなっています。
やはり、みんなメールを出したときに答えを待っているではないですか。
ですので、すぐに送りなさいということは言っています。
メールはコーチング的には本当は当日なのですが、深夜や営業時間外に届くこともあるので翌日まで送りなさいと言っています。
届いていないときは大体迷惑メールとか、よくあるのがスマートフォンや携帯電話だと結構削除されてしまうことがありますよね。

では、すぐメールが返ってきたということですね。
返事が来なかったら大変ですものね。

内藤
はい。

柴山
そうですか。
というわけで、頑張ってくれたわけですね。
そのときから比較すると、工業簿記・原価計算は点数上がっていますね。
25点と14点ということで。

内藤
はい。

柴山
すごいじゃないですか。
そのときに使ったメインのテキストは?

内藤
やはり、これ(柴山式)です。

柴山
やはり、これ(柴山式)ですか。

内藤
はい。

柴山
これはページ数は何ページぐらい?

内藤
247ページですね。

柴山
247ページ。

内藤
はい。

柴山
これを見てどう思いましたか?

内藤
薄い。
やはり、TACなどはこれよりも分厚いものが3冊。

柴山
そうそう。
全部、合わせて1000ページぐらいありますからね。

内藤
はい。

柴山
どこもそうですよ。
それが普通です。
私も前にいた専門校はそれで、テキスト1000ページ、問題集1000ページで2000ページで多かったです。
それが、これで、逆にこのギャップをどう思いますか?

内藤
いや、大丈夫なのかなと。

柴山
そう思いますよね。

内藤
本当に基礎が大事と言いますけど、本当に簡単なものが少ししか載ってないのかなと思って。

柴山
いいんですよ。
みんな、そう思っていますから。
でも逆に言うと、これぐらいでなければ短い時間でマスターできないというのは分かっていますので、逆に1000ページってマスターできないですよね。

内藤
はい。

柴山
ですから、全部中途半端になってしまうからダメなのです。
それが40点ぐらいでとどまった理由というのは多分、分かったと思います。

内藤
はい。

柴山
実際、このテキスト何回ぐらいやりました?

内藤
例題に関しては、1回目落ちたときに2回転したのですが、1回落ちてから次の2回目の受験をする前に3回転、ミニ例題を使ってやりました。

柴山
なるほど。
やはり、ミニ例題を。

内藤
はい。

柴山
ミニ例題の使い方としてはどのように?

内藤
ミニ例題は、まず。

柴山
すごいですね、これ。
ちょっと見せてあげて。
パッと、全部。

内藤
これでも全部ではなくて。

柴山
全部ではない。

内藤
重すぎて持ってこれなくて。
何か、持って来なくちゃいけないような印象を持っていて。

柴山
これ、何か伝統になってきていますから、何かを持ってこなければならないというね。
すごいですね、これ。レポート用紙のようです。

内藤
これで、こういうふうに間違えたやつを、何か表を作ってではないですが、間違えたところはまるとか付けるようにしておいて。
それで2週目に入るときや次の勉強をするときに必ずそれまでに間違えた問題だけは復習してから次の問題へ進んで、またその途中まで進んだら、次は最初から間違えたところだけをもう一回やり直す、といったように。

柴山
なるほど。

内藤
間違えたところは何回も。

柴山
すごいですね。ちょっと見せていただいて。
やっていますね。
ちょっと一部だけ1ページ目を大きく見られるように。
自己採点もしっかりやっていますね。
すごいですね、これは。
ちょっとこれ、映してあげてください。
では、映しましょうか。
このような感じですごいです。
これが合格した内藤さんのミニ例題の使い方です。
はい、ありがとうございました。
すごいですね、これ。
前村さんの管理表に匹敵しますね。
次の合格インタビューの人は何のネタを持っていこうか考える。
別に気にしなくていいですよ。
何か出せというわけではありません。
やはり何でもやっていますね。
なるほど。
ではこのテキストに結果的には3回4回繰り返してもらって。

内藤
はい、そうですね。
ミニ例題と例題を合わせたら5回ぐらいですね。

柴山
自分ではミニ例題と例題は位置関係的にはどう思いますか?

内藤
例題のほうが若干難しくて時間が掛かる、そして量は少ない。
ミニ例題のほうが網羅的な気がします。

柴山
自分としてはどちらの方がウェートが高いですか?

内藤
ミニ例題ですね。

柴山
そうすると、授業やテキストの復習はミニ例題で網羅的にやって、あとは少し難易度を高めた例題で仕上げるという感じですか。

内藤
はい。
自信のないところに関しては、例題に戻って、見てやって。

柴山
比率化すると例題とミニ例題はどれぐらい?

内藤
4対2、2週と3週なので、4対6で、例題4でミニ例題6ですね。

柴山
それぐらいの比率で。

内藤
はい。

柴山
全体を合わせると、これが3回転、2回転ぐらい。

内藤
はい、で5回転。

柴山
5回転ぐらいやっていますね。
ちょっと、これは勉強の参考になさって、柴山式を使う場合、内藤さんの場合はミニ例題3回転、そして、被っていてもいいですし。

内藤
はい。

柴山
8割ぐらい被っている感じ

内藤
はい。
ほとんど、結構被っています。

柴山
ですね。
それを掘り下げて、本試験用式にしたのが実は例題ですね。

内藤
はい。

柴山
かつては、これ、例題だけしかありませんでしたからね。

内藤
例題だけだと、結構難しい。

柴山
難しいですよね。
そういうわけで作ったのですが。
よかったですね。
ちょうどミニ例題を作った頃に申し込んだのです。
去年1月ですよ、ミニ例題を導入したの。
前村さん、ミニ例題なしの世代ですから。

内藤
すごいですね。

柴山
ねえ、それもすごい。
だから、柴山会計も講座をどんどん改良しています。
それでミニ例題入って、最初に合格した世代です。

内藤
はい。

柴山
でも良かったです、合格してくれて。
ミニ例題3回、そして、例題を2回、掘り下げる。

内藤
はい。

柴山
いいですね。
では一旦、ここでちょっと一区切りいたしましょう。

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