皆さんこんにちは。
専門家としてコーチングする場合には、コーチはお客さんのコーチをするだけではなく、コーチ自身も第三者(専門家)のコーチのコーチングを受ける必要があるのです。
お客さんを限定して、コーチングの専門サービスをコーチング自身を私がすることもありますし、コーチングの知識を教えることもあります。
社員研修のほか、社長様に向けたコーチングもやっております。
さて、
私が認定講師の資格を持っているのは、「生涯学習開発財団」という所でいろいろやっているのですが、私自身、専門のコーチのスキルを一定レベルのものを持っているので、料金も頂いて、専門家としてコーチングを行っています。
私は、一昨年資格取ったので、資格の第1回の更新がついこの間ありました。
2年毎の更新ですが、その更新の条件には、第三者(専門家)のコーチによるコーチングを受けることが条件になります。
つまり、第三者からのフィードバックを受けることがすごく大事なのです。
これが今回のテーマです。
私自身も、第三者の目で、客観的に見てもらい、いろいろと気付いたことを伝えてもらうことをしています。
ややもすると人の粗(あら)は見えるけど自分の粗(あら)は見えないからです。
自分が話しているときは「自分が正しい!」と思いがちです。
しかし、「いやちょっと待てよ」と、立ち止まって自分を客観視することが大事です。
「自分がやっているコミュニケーションは、本当に適切なのか?」
みなさんは、時々、立ち止まって自分を客観視していますか?
実際は、なかなかできるものではありません。
普段、だれかと話をしていていると、
どんどん自分の主張が正しい! という前提で会話が進むことが多くなります。
そうなると、会話が「勝ち負け」になってしまいます。
これをルーズ・ウィン・ウィンと言います。
ウィン・ルーズ(勝ち負け)になると、コミュニケーションどころか、
話がまったく噛み合わなくなってしまいます。
場合によっては、険悪な雰囲気になってしまうこともあります。
コーチングの世界では、勝ち負けコミュニケーションになることを回避します。
勝ち負けになると、
「自分の言い分が通ったら勝ち」
あるいは、
「相手の言い分が通ったら勝ち」
あるいは、
「相手の言い分を否定してそのまま最後までいったら勝ち」
といったような、お互いの主張のぶつけ合いみたいになってしまいます。
このよぅな勝ち負けコミュニケーションは、健全な会話ではないことが多いですね。
もちろん、そういう事も時には大事ですが、
そればかりだと建設的な意見、第三の案というのが出ににくくなります。
調整するには第三者的な視点で必要で、
「第三の案、あるいはもっと良いアイデアはないですか?」
といった提案ができれば、建設的な話し合いが成立します。
「話をしていた今自分はちょっとヒートアップしているな」
「やっているうちに段々細かい揚げ足取りになっているな」
「本来のテーマから外れてきているな」
というズレに気付くには、
自分を少し離れた、1mくらい離れた少し後ろから見ます。
1m離れた、「斜め上」の視点くらいから見てみましょう。
すると、次のような点に気付けるようになります。
「この2人(自分も含む)は、元々のテーマは、
どうやって営業成績を上げるか?
どうやって社内のコミュニケーションを円滑化するか?
という話だったはずなのに、過去のお互いの失敗をほじくり返し合ってるだけだな」
あるいは、
「性格について人格の非難をし合っているな」
といろいろ気付くんですよ。
会話の最後を上手く話し合いを調整するひと言を言います。
それが、
「ここまで話してみて、どう感じましたか?」
「ここまでいろいろ話をしてきましたが、ちょっとここまでで一旦、ひと区切りして、
ここまでの5分間くらいの会話を振り返ってみましょう。
どんな会話をしていましたかね?」
みたいな感じで、自分の会話を第三者的に振り返ってみます。
これが「自分のコミュニケーション」(メタ・コミュニケーション)です。
コミュニケーションの世界で、対話の世界で自分たちが行った対話、自分たちの話を一旦第三者的に少し離れたところから見てみて、
「ああ、ちょっと熱くなってたね」
「ちょっと過去の体験談を語りすぎたね」
ってことありそうでしょ?
「ちょっと今、説教っぽくなってたね」みたいな。
そういうことを気付いた瞬間に、会話が正常な状態に戻ります。
そうするとまた、コーチングだとか適切なコミュニケーションが出来る状態になってくるんです。
メタ・コミュニケーション、ちょっと離れたところから見る、というのは大事です。
これはコミュニケーションに限りません。
自分の行動とか生活習慣などをちょっと離れたところから見る。
このメタ・コミュニケーションの発想と言うのは、すごく使えますので、ぜひ参考になさってみて下さい。
私はいつもあなたの成功を応援しています。
ここまでご覧頂きまして、本当にありがとうございました。
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私はつい最近、コーチングを受けました。
というのは、私自身が認定講師の資格を持っているからです。