8割ぐらいの方が当てはまると思いますが、比較的に理解が進みやすい方や、質問が的を射ていると思う方は、授業中に電卓置いて、鉛筆を持って書いているのです。
一方、受かりづらい人というのは、手を一切動かさずにジーッと見ているだけなのです。
とにかく、手が動いていないのです。
手を動かすことはボケ防止になると言いますが、指先を動かすことで脳を活性化するのです。
とにかく何か書いてみることが大切です。
極端なことをいうと、テキストのキーワードやポイントとなる知識を、写経のようにただ書き写すだけでも力になります。
もっと良いのは、音読しながら書くことです。
勉強の基本はこれなのです。
私が受験生のときは、とにかくノートを書きまくっていました。
ただ、これは後で読み返すということではなくて、とにかく計算をしまくったのです。
書いて書いて書きまくる…つまり、解答用紙を“消費”するのです。
だから、私は下書き用のノートを常に持っていました。
もし、あなたも簿記1級の勉強に行き詰まったら、書いてみてください。
書き写すことは大変な効果があります。
周りに人がいないのなら、読みながら書いてみてください。
問題を解くためだけではなく、キーワードでも何でもいいので、気になったことをどんどん書いてみてください。
実際に生徒さんが自習をしているところや授業中に問題を解いているところを見ていると、やはりたくさん書いているのです。
たくさん書いている人は受かりやすいです。
書いていない人は絶対に受からないとは言いませんが、大多数の「普通の人」ならば、書いたほうがいいです。
授業を受けるときに、ジーッとして何も書かない人は多いですが、書いたほうがいいです。
「どうせ効果がない」と思わず、必ずやってください。
勉強法に自信がなかったら、とりあえず書いてください。
書き写すことで見えてくることもあります。
10回読んで10回書けば覚えます。
数が足りないのです。
腕組みというのは防御の姿勢ですから、これをやるときには思考が停止しやすいのです。
人と話すときも腕組みをしないでくだい。
癖で腕組みをする人は一回止めてください。
絶対ではありませんが、私の場合は腕組みをすると思考が閉じるのです。
防御をしているときには新しい情報は入りません。
だから、気持ち・態勢・姿勢をオープンにします。
リラックスして、常に鉛筆を持って書いてください。
今まであなたが悩んでいたことの8割は、書きまくることでかなり解決します。
これは私の講師経験から見た、教科書では教えない勉強法です。
我々は凡人ですから、天才の勉強法は使えません。
凡人には凡人のやり方があります。
それは泥臭いやり方なのですが、その当たり前のことをやれば力はつくのです。
ほとんどの人は、その「当たり前」のことをやっていないだけなのです。
メモ用紙をたくさん用意しておいて、とにかくたくさん書きまくってください。
仕訳でもボックスでも何でもいいです。
勉強は書くことで覚えることができるということを意識してください。
今からすぐにできることですので、授業を受けているとき、自習をしているとき、とにかく鉛筆を持って書きましょう。
書く量が少ないと思ったら、それは知識が定着しづらくなっている状態です。
悩むときは腕組みをするのではなく、書きながら悩むのです。
本番の試験はパソコンのキーボードを打つ試験ではありません。
簿記検定は手で書く試験です。
たくさん書いた人のほうが本番で力を出せます。
今から書く練習をしてみてください。
私はいつもあなたの簿記1級合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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