なので、1か月や2か月であれば、多少日常生活に不満があっても乗り切れるのです。
プライベートや会社の事情で3級・2級が合格できないということは、まずありません。
しかし、簿記1級の場合、そうはいきません。
今までの経験上、短くて4か月で合格された方もいますが、大抵は半年から1年半なのです。
平均1年ぐらいかけてじっくり勉強する方が多いので、1日2時間ぐらいの勉強で合格ラインに到達します。
途中でやる気がなくなってしまうと半年や1年の勉強は続きません。
なので、簿記3級や簿記2級よりも簿記1級のほうが日常生活のライフバランスが大事になるのです。
心のバランスが安定していないと簿記1級の勉強は続かないです。
メール相談でも、仕事やプライベートの問題というのは意外に多いのです。
私はそこからコーチングの理論を独自に勉強して、最近はコーチ・エィという所で体系的な理論を勉強して認定コーチになりましたが、コーチングの重要性というのは簿記1級の勉強をしてみてわかりました。
レベルが上になればなるほど、ライフバランスやその人のモチベーションなどの目に見えない部分が大事になってくるのです。
簿記3級・簿記2級というのは一時の勢いでいけるのですが、簿記1級・会計士・税理士の場合はメンタルケアが大事になってくるので、専門学校にはメンタル部門をつけるべきだと思っています。
専門学校がこれから研究すべきは、メンタル部分だと思っています。
それができれば、さらに簿記学習・会計学習のレベルは上がると思っています。
この1年でも、何人かの社会人の方から簿記1級や会計士・税理士の勉強についての相談を受けますが、相談の多くは所場関係についてです。
「理解を示してくれない」とか「上司が自分を認めてくれない」というお悩みが多いです。
簿記1級以上の勉強をする方というのは、それなりに知識と事務処理能力が高いので、仕事を任せられることが多いのです。
不況で人員削減をしている一方で仕事の量は減らないですから、辞めた人の分の仕事が自分に回ってくるのです。
それを「押しつけられている」という見方をする方もいるかと思いますが、別の見方をすると、あなたに任せているということは、あなたに力があるからです。
上司にしても、任せられない人には仕事を振らないと思います。
見方によっては便利な“道具”と見られているのかもしれませんが、“便利”ということは言い方を変えると“有能”ということです。
能力があるから仕事を任されるのです。
ものは考えようです。
不満を聞くのも私の仕事ですので、柴山式の簿記講座というのはある程度ならば愚痴を言ってもいいのです。
ただし、最後には前向きになれることが条件なので、愚痴の言いっ放しはダメです。
「王様の耳はロバの耳」ではないですが、言いたいことが言えないとスッキリしません。
みなさん、最初のうちは現状に対する不満なのです。
それでも良いのです。
あえて、私のコーチングでは不満を言っていただきます。
ずっと不満を言っていて、冷静になったときに「私はここまで色々なことを言っていたけれど、こんな不満や愚痴ばかり言っていたら進歩がないね」と本人が気づけばOKなのです。
よく、自己啓発の場では「愚痴を言ってはいけない」としているところもありますが、そんなことはありません。
柴山式では愚痴を言ってもOKです。
ただし、ただの愚痴で終わらないで、後半は「良くするためにはどうしたらいいのか」という未来型の思考に切り替えられるのであれば、前半の愚痴はOKです。
これが柴山式のコーチングです。
簿記1級も同じで、不満を発散して平常心に戻してから前向きになればいいのです。
自分で変えられることをやっていけば、上司も少しずつ変わっていきますし、周りも変わります。
私はコーチとしてそのような事例を何度も見ています。
だから、不満をどんどん言ってください。
柴山式簿記講座を受けている方は、テキストに関する質問だけではなくて、勉強の障害になりそうな精神状態やモチベーションの維持についてなど、簿記1級の学習に関連した質問でしたら相談を受けることができます。
「職場のことが原因で簿記1級の勉強に対するモチベーションが上がらない」という相談があれば、コーチとしての回答を差し上げます。
このように、ライフバランス、自分のモチベーションを維持するために、メンタルのバランスも取りましょう。
これは簿記1級の学習ですごく大事なことです。
最後は前向きになるということに気をつけていただければ、愚痴や不満はどんどん発散しましょう。
私はいつもあなたの簿記1級合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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