私の場合、商業簿記では社債の発行差額の処理などがとても苦手でした。
抽選償還や買入償還などの細かい論点がありましたが、特に私は抽選償還の繰上償還が苦手で、専門学校の問題集の該当部分を10個ぐらい切り取って、それを1週間に何回転をするということをやりました。
あるいは、連結だけで10問ぐらいの総合問題を選んで1週間やるなど、そのような“集中治療”をすることによって、苦手な分野が一気に得意になることが結構あったのです。
年末年始で覚えているのが、商法(現在の会社法・企業法)に関する論点は、司法試験の問題集を買ってきて、年末年始に1冊やりました。
あのときは1日10時間を1週間やって、合計60時間か70時間かけて2回転させて一気に法律を得意にしたことがあります。
こうやって集中学習をすると得意になるのです。
ただ、そこまでやらなくても、年末年始に30時間勉強するだけでも全然違います。
30時間やれば、年末年始だけで簿記3級の範囲が終わります。
簿記2級にしても、柴山式の場合は商簿・工簿のインプットだけならば30時間で終わってしまいます。
簿記1級の場合は、30時間あれば、商簿・会計だけならば、柴山式のインプット教材ならば20時間で全体が回せるので、復習も兼ねて全範囲できてしまうのです。
商簿・会計、または工簿・原計のどちらかを全範囲やってしまうことができます。
だから、“年末年始30時間プロジェクト”を発動しませんか?
今回、私が提案したいのは、曜日の関係で28日が土曜日なので、28から5日までの9日間を年末年始と位置づけて、このなかでスケジュールを立てればいいと思っています。
1月1日は休みにしましょう。
元日を除いた28日から5日までの8日間をフルに5時間できるのならば、最大40時間勉強できます。
40時間勉強したら相当力がつきます。
こういった大型連休を上手く使って、賢く、効率良く、実力を一気にアップしてライバルに差を付けましょう。
人が休んでいるときに努力をするというのが、私は大好きなのです。
人が遊んでいるときに努力すると、私のような凡人でも、人の上にいけるのです。
だから、お酒を飲む前に勉強してください。
お正月のテレビ番組は見ても構いませんが、勉強してから見ましょう。
そのためにも、朝早く起きて勉強してしまえばいいのです。
6時に起きて5時間勉強したら午前中で終わりますので、午後はのんびりすればいいのです。
私だったら5時間勉強します。
28日からが無理ならば29日からでも構いません。
5時間と言わず、気分が乗れば10時間やってしまってもいいです。
そうしたら1日休みにしてもいいです。
年内に3日間を5時間ずつやって15時間、そして年明けは2日から5日のうち3日間を使って5時間ずつ勉強します(1日は予備日)。
5時間×8日で最大40時間、2日予備日を取るならば30時間できます。
30時間勉強できるのならば、たとえば柴山式簿記1級の商簿・会計のDVDは20時間なので、商簿・会計の全範囲を1回転できます。
工業簿記も全範囲できて10時間余りますので、余った時間で復習をすればいいじゃないですか。
柴山式の簿記1級講座の学習が少し遅れている方はこの期間に勉強ができます。
今、お申し込みがたくさん来ていますが、今受け付けしている分はおそらく商簿・会計の全範囲できるし、工簿・原計も全範囲できます。
柴山式の12月をお申し込みの方は、1回から10回の前半部分が来ていると思うので、前半部分の商簿・会計、工簿・原計を10時間ずつやれば、これで前半部分が終わってしまいます。
このようにして、年末年始で一気に今の教材を片付けてしまいます。
そして、一通りインプットが終わっている方は例題をやります。
柴山式だけでなく、みなさんがお持ちのテキストの例題クラスの問題を全範囲やってしまうのです。
商簿・会計、工簿・原計のどちらかの全範囲ができてしまいます。
30時間で1回転するのがポイントです。
全体像を掴んでしまいましょう。
あるいは、過去問でもOKです。
過去問はスピードアップして解けば1回3時間なので10回分できます。
じっくりやりたい方は、1回6時間かけて5回分じっくりやるだけでも相当な力がつきます。
DVD教材などのインプットを1科目全範囲やってみたり、例題を1科目分全範囲やってみる、過去問を5回から10回やって総合力を上げてみる。
これをやり終えたとき、あなたは、やる前に比べて2段階も3段階もレベルアップをして、自信満々で年明けを迎えているかもしれません。
有利になります。
私は、年末年始は勉強のチャンスだと思ったのです。
1日5時間勉強しても、遊ぶ時間は十分あります。
初詣だってできます。
こういう機会に5時間勉強しましょう。
あなたのレベルアップを私はいつも応援しています。
頑張ってください。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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