第141回の日商簿記検定3級、2級、1級をこれから目指す方は頑張っていただきたいですが、試験実施日が6月14日となっています。
今日が5月19日ですので極端なことを言うとまだ25日、3週間から4週間ありますので、その気になれば今から本格的に学習を始めても簿記3級、2級は合格可能です。
特に簿記3級はこれからゼロから始めても、初心者の方が始めても間に合いますが、直前期に差し掛かった方もいらっしゃると思います。
簿記3級の勉強で大事なのはまずは1にも2にも仕訳なのですが、まずは仕訳をできるだけ頑張りましょう。
過去問10回分などの仕訳問題を繰り返し3回4回解くだけでも、合格ラインに近づくことができます。
前に2011年、今から4年ぐらい前ですが、小学校5年生で簿記3級に合格した子は直前1週間ぐらいの時期でほとんどできていなかったのですが、過去問10回分ぐらいの仕訳ばかりをやって、3日か4日で仕訳をマスターしました。
そこから残り1週間弱で4日5日ぐらいだった思いますが、試算表を解き続けて合格しました。
最近のケースでいきますと、小学校6年生のりょうた君が合格しているわけです。
りょうた君が簿記3級に89点という高得点で合格しましたが、彼の勉強は大変参考になります。
もちろん仕訳はやるのですが試算表と精算表で60点取れますので、ここのスピードを速くやる。
ゆっくりやって1時間で試算表、1時間で精算表、2時間でこの2つを解いても60点しか取れません。
なので、この2つはできるだけ早く解けるようになることです。
私は基本的には試算表40分、精算表40分で解きましょう、と言っています。
40分の内訳は前半の20分が下書き、後半の20分が集計と言っています。
ですが、りょうた君がすごいのはあらかじめ過去問のこの問題をやると決めて、その問題を徹底的に何回も練習したことだと思います。
例えば、代表的な試算表の問題を2つぐらい、そして代表的な精算表の問題を2つぐらい、大体これでかなり簿記3級のパターンが網羅されていますので、まずは試算表の問題と精算表の問題をそれぞれ2つぐらい過去問から選びます。
そして、選んだ問題を徹底的に4回でも5回でも繰り返すのです。
そして次は30分、最終的には20分で解くことを目標にします。
過去問で対象とした試算表と精算表の問題をそれぞれ20分で解けるようになれば、実は試算表、精算表で大変自信が持てるようになって、余裕を持って本番に臨めるようになります。
したがって、第3問の試算表と第5問の精算表については、私のおすすめの対策方法はまずは過去問から代表的な試算表の問題を2つ、代表的な精算表の問題を2つ、合計4つ選びます。
そして選んだ問題を最初は40分で解けるようになることです。
次は30分、そして最終的には20分で解けるようになるまで繰り返し練習して、1発で正解が出せるようになることです。
ここまで試算表と精算表の問題を絞り込んで勉強してみてください。
かなり自信を持って簿記3級の総合問題に取り組めると思います。
第1問の仕訳、第3問の試算表、第5問の精算表を制する者は簿記3級を制します。
ぜひ頑張ってください。
そして、もし簿記3級に合格したら、次はぜひ簿記2級を目指してください。
私はいつもあなたの簿記検定3級、2級、1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
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