簿記、本試験の3倍の勉強時間を経験してみよう

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「一度本試験の3倍の勉強時間を経験してみよう」というテーマでお話をします。

これは、私が公認会計士試験の受験生時代に経験したことなのですが、脳味噌には体力があります。

連続して一定時間ずっと高度に集中した状態で、脳味噌をストレスに晒しておくと、途中から集中力が切れて、落ち着いているときならばやらないようなイージーミスをすることがあります。

それは体力が落ちているのです。
サッカーでも同じで、前半まではすごく良かったチームが後半に体力が足りないためにバテてしまい逆転されることがあります。

日商簿記検定1級の試験時間は3時間あり、どれも難しい問題です。
1時間半で2回に分けてあり、その間は少し休憩時間があるものの、ほぼ3時間通して意識を高度に集中して解くのですが、体力がないと後半部分で息切れを起こしてイージーミスを犯してしまいます。

それは脳味噌の体力が不十分だからです。
とすると、普段の勉強から脳味噌の勉強をつける必要があります。

例えば普段から1時間しか勉強していない場合、それ以上の勉強時間を経験していないと、本番の試験や模擬試験などの本試験形式の問題を解くときに息切れしてしまいます。

ではどうするか?
私が会計士の受験生時代は受験科目が7つあって、2時間の試験を3日かけて行いましたが、初日が一番多くて6時間やり、残りの2日は4時間ずつで合計14時間です。

私の場合、この14時間の試験を集中力を欠かずに受けるにはどうしたらよいか考えた結果、14時間まとめて勉強してみようと思ったのです。

1日は6時間なので、最低6時間の倍は勉強しようと思いました。
3倍の17時間をやったこともありましたが、あのときは死ぬかと思いました。
健康を害さない程度にやってください。

人間、死ぬ気になると1日12時間ぐらいは勉強できると思います。
試験時間の2倍以上の負荷をかけておくと、本番で楽になります。
簿記1級の試験は3時間なので、6時間やるということです。

ただ、できれば体調を整えた上で一度9時間勉強をしてほしいと私は思っています。
これで体調を崩しても責任が持てませんので体調管理は自己責任でお願いしたいですが、9時間勉強してみてください。

もちろん、途中で2回ぐらいは休憩を入れても構いません。
9時間勉強するのは本当に良い経験になります。
10時間でも構いません。

実際に、子ども向け簿記講座の「キッズBOKI」で行ったときは、簿記2級の勉強を1日10時間近く1週間くらいやった子どもがいましたから、あなたでもできるはずです。

私も20代のときは17時間ぐらいやったこともあるので、できないことはないですが、10時間を超えると勉強の効率が下がってきてしまうので、10時間で大丈夫です。

大事なことは、脳味噌の体力をつけることです。

3時間でヒーヒー言っているようではダメなのです。
それは脳味噌に持久力が無いからです。

持久力をつけるためには、月に2回くらいでいいので、9時間くらいの長時間の勉強をまとめてやってほしいのです。

それをやると、脳の耐久力が付きます。
そうすると、3時間の試験時間がなんともなく感じられます。
そのように思えれば楽になります。

3時間の試験時間が大したことがないと思えるようになると、精神状態が違ってきます。
しかも本番は普段の3倍以上のプレッシャーがかかります。

そのため、3倍以上の勉強時間ができておかないと、3倍のプレッシャーには耐えられません。
おそらく、本番の試験では、普段の勉強の9時間に相当するストレスが3時間に集約されます。

一度9時間の勉強をやってほしいのです。

月に1回でもいいので、9時間の勉強を何度か経験してほしいのです。

それによって「自分は9時間やったのだぞ。3時間ぐらいなんとかなるさ」という精神的な優位性と脳の持久力をつけてほしいのです。

1日で3時間以上毎日やれとは言いませんが、たまには3倍の時間やってほしいのです。
自信がつきますからこれは本当にお勧めします。

たった1回だと効果が無いと思うので、何回かやってみてください。
参考になさってください。
脳の体力は大事です。

3時間を走りきる脳味噌の基礎体力をつけましょう。
少しずつやっていってください。

柴山会計スタッフそして私はいつもあなたの簿記1級合格を応援しています。
頑張ってください。

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