今回は「工業簿記・原価計算は得点源なる」というテーマでお送りします。
6月の下旬から続々と柴山会計ラーニングのほうに、特に簿記2級の合格報告が入ってきています。
柴山式は簿記2級の受講生が一番多いです。
簿記3級というのは独学で受験される方が多いので、簿記2級から柴山式を受講されるという方も多いです。
もちろん簿記3級から受講される方もいらっしゃいますが、最も受講生が多いのは簿記2級なので、簿記2級の合格体験記が続々と来て、今の段階で10件は超えています。
だから、かなりの数の合格体験記をみなさんにご紹介できると思います。
143回の簿記2級合格者の何割かは簿記1級に進むと思います。
簿記2級をみてもわかるように、工業簿記は得点源となります。
満点近く取っている方もいらっしゃいます。
商業簿記は範囲が広くなかなか点数が伸びないので、工業簿記で8割から9割を取りにいくのが当たり前になっています。
工業簿記というのはそれぐらい取り組みやすいのです。
簿記1級の場合、商業簿記と会計学はさらに範囲が広くなるので、時間がかかってしまいます。
しかし、点数は6割から6割5分ぐらいは取れます。
つまり、30点から35点の間は取れるのです。
ただ、商業簿記で40点の8割以上を取るというのは結構難しいです。
昔に比べて難易度も高くなっていますので、範囲が若干狭い工業簿記・原価計算であれば、短期間で8割から9割狙えます。
今回の試験も工業簿記・原価計算どちらも22・3点は狙えた問題です。
つまり8割は超えられるような内容ではありましたので、今回の合格者の方も工業簿記と原価計算を高得点で合格できたと思われます。
商業簿記と会計学は難しい論点が出ることも考えると、やはり商業簿記・会計学は守りということで、最低30点以上、できれば35点を取ります。
そして工業簿記・原価計算で40点を取って、合計70点以上で合格するというのが基本的な流れです。
したがって、工業簿記をしっかりと、穴のないように学習します。
特に柴山式の簿記1級講座はテキストがとても薄いですから、テキストの隅々まで学習することによって、理論まで対処できます。
薄いテキストでもいいから、しっかりやることが大切です。
「本当にこんな薄いテキストで簿記1級に合格できるの?」と思われるかもしれませんが、これで実際に工業簿記で満点が出ているのです。
標準レベルよりやや易しいレベルであれば、かなりの確率で満点を狙えます。
あれこれいろんな教材に手を広げずに1つの教材に集中して何度も練習をすれば、簿記1級の工業簿記・原価計算でも8割から9割得点できるような力がつきます。
そこそこ難しい問題であってもそれなりに点数は取れますので、まずは標準的な問題で8割から9割取れる力をつけてください。
そのためには、多くの教材に手を出さず、1つに絞って集中的に学習することが大切です。
薄めのコンパクトな教材を短期・多回転で学習します。
工業簿記と原価計算には選択と集中をした勉強法が合っています。
ぜひ、しっかりと勉強して簿記1級の工業簿記と原価計算を得点源にしてください。
商業簿記と会計学は守り、つまり、足切りをされないように65パーセントぐらいを取りにいくようにしてください。
そして工業簿記・原価計算で80パーセントを取りにいって、トータルで75点や80点で合格を狙います。
工業簿記と原価計算が9割得点できれば、80点合格も見えてきます。
このように工業簿記と原価計算を得意にする形で合格を狙うのが柴山式です。
商業簿記はあくまでも基本的なことをしっかりやって35点ぐらいを目指します。
難しいことはやらなくてもいいです。
10年に1回出るか出ないかというレベルの難しい問題は、将来会計士や税理士の簿記論で学習すればいいことなので、商業簿記・会計学についてはまず基本をしっかりやって7割取りにいきましょう。
工業簿記・原価計算については、教材が薄くてもそれを繰り返すことによって50点満点中40点から45点取れますので、攻めの姿勢で点数を取りにいきましょう。
工簿・原計は攻め、商簿・会計は堅実に守りの姿勢で取り組むのが柴山式のスタイルです。
ぜひご参考になさってください。
私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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