今回は「資産の増加と収益の発生」というテーマでお話をしたいと思います。
まずは簡単な取引例を用意しましたので、こちらを元にお話します。
(取引例)
1.商品を売り上げ、現金10,000円を受け取った。
2.利息600円が普通預金口座に入金された。
まず柴山式総勘定元帳は左上が1.資産のエリア、右上が2.負債のエリア、右真ん中が3.純資産のエリア、右下が4.収益のエリア、左下が5.費用のエリアですが、それぞれの性質に応じて勘定科目を配置します。
1つの取引というのは、たとえば収益が発生して資産が増えるというように、必ず2つの要素があります。
まず取引例の1ですが、商品を売り上げたので儲けが発生します。
柴山式総勘定元帳の右側のエリア(負債・純資産・収益)はT字の右がプラスで左がマイナス、逆に左側のエリア(資産・費用)はT字の左がプラスで右がマイナスだとイメージしてください。
商品10,000を売り上げて、その結果として現金が10,000増加しました。
そして取引例2は、利息の受取という原因が600発生して普通預金が600増えました。
この収益の発生と資産の増加の関係を「1-4の関係」と言っています。
こういった関係が帳簿記入ではあり得るということを知っておけば良いでしょう。
この取引を1度自分で書いてみるとイメージが湧きやすいと思います。
ぜひご参考になさってください。
私はいつもあなたの簿記検定3級の学習・合格を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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