今回は「行動の基準は、『やらずに失敗して後悔するかどうか』」というテーマについてお話をします。
いろんな選択肢があってどの行動をとろうか迷ったり、何か新しいことを思いついてそれをやろうか迷ったとき、最後に何を判断基準とするかについてです。
「これをやって失敗してもまだ次はあるけれど、失敗したら痛いな」という状況があると思いますが、そのときは「これをやらずに失敗して後悔するかどうか」を基準に判断するといいです。
「あのときやっておけば良かったな」と後悔するようなことは避けたいです。
「やって失敗しても後悔しない」という選択肢をとりたいです。
これは今でも私の行動基準なのです。
これで思い出すのは、以前、大手の転職サイトで柴山式の教材の販売促進のために大学生に簿記ゲームをやってもらって、そのときにもらったコメントを動画にアップロードするという企画を考えました。
このときの金額は概ね60万円前後でしたが、これを実施しても結局ほぼ問い合わせもなく失敗したのですが、そもそもその企画に自信がありませんでした。
しかし、面白そうな企画ですし、1つは大学生に簿記ゲームをやらせてみたかったのです。
ただ、後で気づいたことですが、それはあくまでアルバイトでやっているので、こちらに合わせてきたり、おべっかを使うのではないかと思いました。
そのときには「面白い」「今後簿記検定を受けたい」「今後選択肢の1つに入れたい」と彼らは言っていました。
「選択肢の1つに入れたい」という言い方が気になっていて、その後にどうするかと思ったら案の定何も言ってこなかったので、やはりそれはリップサービスだったのだと思ったのです。
もし本気でやる気になっていたら、つい最近簿記3級に合格したもかさんや簿記2級に合格したりょうた君のように「勉強したい」と言ってくるのです。
そのときの大学生は4名いましたが、そのあとは全く何も連絡がこないので、「やっぱり、ただの仕事としてやっていたのだな」と確信しました。
簿記ゲームは必ずしも大学生に響くわけではないということが分かりました。
「こうしたら失敗する」といったデータ収集もできたので、これはこれで良かったと思いました。
もちろん投資をしたことに対する効果が出なかったことは痛かったのですが、数十万円規模の投資であれば後で挽回できると思いましたし、やらないで悶々とすることだけは嫌だったのです。
やって失敗するなら後悔しません。
やらないで終わっていつまでも「やっておけばよかったな」と思い続けるぐらいなら、やってスッキリしたほうがいいです。
そのときは案の定ほぼ売上がなかった状況でしたが、やったことによっていろいろなことが分かりました。
得るものはあったので、結果的に良かったと思いました。
これ以外にも実はネットのキーワード検索のようなもので50万円ぐらいを投資したこともありますが、全然だめでした。
1年間で10ぐらいのアクセスしかないのに、それに対して50万もつぎ込んでしまったのです。
いずれにしても、「やっておけばよかった」と思うことが私は嫌だったのです。
やらないことを後悔するぐらいならば、やって失敗したほうがまだいいです。
上手にリスクをとって、いろんなことにチャレンジしていれば、そのなかで成功したときは嬉しいものです。
そのような形で今の柴山会計があります。
徐々に成長していますので、ぜひ、リスクをとるということを考えてみてください。
ご参考になれば幸いです。
私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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