今回は「原点に帰る意識を常に忘れない」というテーマでお話をしたいと思います。
これは私の会社の実例なのですが、実はこの8月の上旬まで、過去数年で最悪の売上でした。
柴山会計ラーニングというのは本来会計教育が本業です。
たとえばビジネスマンに決算書の分析などを教育したり、経営者に対する会計教育、会計教材の販売やコンサルティングなどを主に行っています。
それ以外にもいろいろなこともやっていますが、そのバランスが難しいのです。
本業に特化して集中すべきところもあるし、本業から少しずらして、新製品の開発や新しい分野というのが必要なのですが、そのバランスが大事なのです。
このバランスが崩れると、どちらに偏ってもなかなか収益が上がらないのです。
今までのやり方に固執しすぎて変化を恐れていると、新しい環境変化に対応できなくて時代おくれになってしまいます。
やはり商品の姿は変えなければいけません。
しかし、変えすぎると本業から外れてしまって、苦手な分野に勢力を分散してしまいます。
つまり、勢力の分散のリスクと時代遅れになるリスクの2つに常に対応してウォッチしていかなければいけません。
何をウォッチするかは企業秘密でここで詳しくは言えないのですが、私の場合、1つはサイトなのです。
自分の運営しているサイトは、小さいものも入れると30ぐらい持っています。
メインのサイトやいろいろなサイトを比較してトレンドをみるというのが私の本来のスタイルです。
私はネットマーケティングの講義もしていますし、インターネットのホームページのアクセスであるとか、その経路や、メールマガジンに対する反応などをみながら売上を上げています。
実は、最近少しそれらをおろそかにしていた部分があります。
「少し売上のリアクションが鈍いな」と2か月ぐらい前から思っていて、多少の危機感はあったのですが、去年と比べてあまり下がっていなかったので大丈夫だと思っていました。
新しい商品開発もしないといけないので、変化への対応もしながら本業をきちんとみていかなければいけないのです。
変わらない部分と変える部分のバランスが大事なのですが、最近はいろいろ変えすぎてしまったのです。
売上はそこそこあるけれど、コストがかかりすぎていて、利益が残らないと思っていたのですが、8月になって売上がドンと下がってしまいました。
自分のサイトのアクセスを解析して自分のポイントとなるテーマを見比べてみたのですが、本業である会計教育の一番大事なページのアクセス数が普段の半分程度減っていたことに気づいたのです。
あるサイトのいくつかが去年の同じ時期に比べて完全に下がっているのです。
そのため、単純にそこが原因だと気づいたので、この2・3日でやり方を変えてみたら、てきめんに効果が上がったのです。
ということは、やはり原点に戻るべきなのだなということを痛感しました。
お盆期間中も旅行をしながらずっとネットをチェックしながら考えていました。
1年前にやっていたことをもう一度思い出して、今やっていることを少し整理して、いろいろ手を出すのです。
ただし、手を出しすぎている感じがあったので、今は「断捨離」をして、余計なことはしないようにしています。
これからまたウォッチをします。
私はインターネットを使ってビジネスをしていますが、あなたも経営者ならば会社のポイントなる指標があるはずですので、そこを常にウォッチして、数字が悪化していたらどうするかということを考えます。
これは勉強でも同じです。
たとえば例題を解いている数や、1日あたりの例題の練習量というのはスランプのときには落ちているのです。
2か月前の調子の良かったときには1日10問解いていたのが、今は3問しか解いていないというように、数字に表れます。
普通は過去問を1週間あたり3回やっていたのが、今週と先週は1回しかやっていないなど、結構大事な数字が下がっていたりするのです。
このようなポイントとなる数字を把握することが大事なのです。
キーとなるホームページやキーワードなど、自分なりに見ている数字が下がっていると売上は下がるのです。
このように、あなたなりの原点というものを持ったほうがいいです。
もちろん、原点を維持しながらも、新しいことにチャレンジします。
新しいことへのチャレンジは1割ぐらいでもいいと思います。
7割8割は本業をしっかりやります。
原点を守ることと新しいことのバランスを考えながら常にウォッチをしてください。
どちらからに振れすぎているとおかしくなるので、結果が出ないのです。
原点に帰ると、それまでの積み上げがあれば、結果が出ます。
勉強にも仕事にも言えることです。
あなたの原点となる数字や指標をいくつか持って、そこを常にウォッチして、原点に帰るという意識を持って日々頑張りましょう。
参考になれば幸いです。
私はいつもあなたの成功とスキルアップをいつも心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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