今回は「危機意識を持ったときが本当の人生のチャンスだ」というテーマでお話したいと思います。
私は公認会計士試験を3回受けています。
最初の2年はTACという専門学校で勉強をして、1年目には当時の全答練という公開模試で100番ぐらいに入りました。
当時の受験生を見ると300番や400番でも合格者がいたので、当然私は合格できるものだと思っていました。
しかし、1年目は不合格になりました。
2年目は知識量も1年目と全然違いますし、勉強量も1日8時間ぐらいやっていたので、積み上げがあるからさすがに受かるだろうと思っていましたし、後輩の受験生などに経済学や簿記などを教えていて、「柴山先生」などと呼ばれて調子に乗っていた部分もありました。
その状態で2年目の試験を受けたのですが、落ちてしまいました。
今思うとメンタル的に惰性があったと思います。
集中力を欠いた状態で勉強していたので、知識は積み上がっていたのですが、ここぞというときの反発力などが欠いていたのです。
合格率の低い試験ですし、少し気を抜くと周りに越されてしまうのです。
少し舐めていた部分があって、2年目も落ちてしまったのです。
そして、自分が教えていた後輩が受かっていくのです。
そのときにさすがにまずいと思ったので、心機一転、環境を変えて、基本に帰って、本当に危機意識を持ちました。
「これで落ちたら受験は止めてサラリーマンになろう」という気持ちで、背水の陣で臨んだら受かったのです。
そのときに基本に帰っています。
このときの経験が今の柴山式の勉強法にも通じているのです。
やはり基本が大切なのです。
独立開業したのは平成10年でしたが、セミナー講師など人前で話す仕事が上手くいって、3年目ぐらいで年間の売上が1,800万ぐらいまでいきました。
忙しかったけれども充実していたのが3年目か4年目ぐらいだったのですが、売上が1,800万ぐらいいったので、「波に乗っているな」と思っていたのですが、セミナー単価が高くなるので、単価の安い新人などに仕事をとられて、私の仕事がだんだん減っていきました。
それで危機感をもって始めたのがメールマガジンやインターネットビジネスだったので、今はインターネットビジネスが本業である会計事務所と入れ替わるぐらいの勢いで成長したのです。
このように、今まででいくつか危機感を持つような場面があったのです。
人生がかかっているので、「これはまずい」と思うと本気でやるのです。
そのときに新しいことが開拓されるのです。
簿記検定の1級の勉強もそうですが、たとえば過去問をやってみたけどほとんど手が出なかったようなときに、へこたれていてはだめです。
最後は集中力と気迫です。
自分の新しい境地を切り拓くのは、ある種の「開き直り」や「危機感」です。
その危機感を持って、「これが最後だ」と思って気合を入れてやると、もう1段階上に上がることがあるので、危機意識を持つということも大事だと思います。
私はいつもあなたの成功とスキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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