リーダーが備えるべき5つの徳(将の五徳)

今回は人の上に立つ者として備えておきたい5つの要素についてお話をしたいと思います。

最近私がアップロードしているもので、孫子の「兵法」という昔の古典がありますが、これは経営やリーダーシップの教科書としていろいろな方に読まれています。

そのなかで、ライバル企業と自分の会社を比較すべき大きな要素にもなるような5つの徳についてお話します。

 

この部分が優れている会社というのは、より競争上有利に立てるという結果に繋がりやすいです。

 

これは孫子の第一章計篇というところに出ているもので、「将(リーダー)の5徳」とも言われています。

 

順番に説明すると、まず1つめは「智」です。

これは、「見通す力」「臨機応変」つまり、物事の裏側にある本質などを見極めて状況を判断して、今後どうなるかという先を見通す力のことです。

 

物事を深く洞察したり、広い心で見るというものの見方が大事になります。

これはある意味で「知恵」です。

 

そして2つめは「信」です。

部下から信頼を得ているかどうか、これはとても大事です。

 

そして3つめは、信を得るための前提として先に来るものですが、「仁」です。

部下への思いやりがあるからこそ部下から信頼されます。

 

したがって、順番からいうと「智」を備えた後に「仁」があって、その次に「信」が来ると思います。

 

4つめは「勇」です。

これは「勇気」の「勇」であって、決断・行動する勇気で、思いどおりにいかなくてもくじけない勇気です。

 

くじけてしまうと部下も困ってしまいます。

「ここでやめないぞ」と踏みとどまるというのも1つの勇気です。

そのようなものを今回は「勇気」と考えてみました。

 

5つめは「厳」です。

威厳があって、厳格に1度決めたことは守る、つまり「ブレない」ということです。

 

「智」「信」「仁」「勇」「厳」の5つを備えたリーダーというのは組織において高いパフォーマンスを発揮し、そのようなリーダーがいる組織は長く存続できるのだと思います。

 

ぜひご参考になさってください。

私はいつもあなたの成功とスキルアップを心から応援しております。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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