今日の「前を向いて歩こう」は、「情報マニアの頭でっかちにならないようにしよう」というテーマですが、これは私自身も気をつけていることです。
情報収集はやっていて楽しい時もあるので、やりすぎてしまうことがあります。
中小企業の経営をしている方のなかには土曜日も仕事をしたり1日10時間やっているような方もいらっしゃいます。
時間にすると1週間で50時間程度は仕事をしている方が多いのではないでしょうか。
この50時間のうちどれぐらいを準備や情報収集の時間に使っているかというと、完全に無計画で、その日の仕事を自転車操業的に行うと、ほぼ9割の45時間ぐらいは仕事で、準備も情報収集も分析もしないでドタバタしてしまうケースがあります。
これは、ランチェスター経営の竹田陽一先生が言うところの「バタ貧」というやつです。
私は「バタバタ星人」と呼んでいます。
逆に準備や情報収集ばかりに時間を使っている場合、たとえばセミナーに出たり人事交流などの場に出席してばかりしていて、行動しているのはたったの1週間でたった10時間という場合は頭でっかちの「火星人」になってしまいます。
情報収集や分析と行動の理想的な比率は2割から3割ぐらいで、行動は7割から8割はないとまずいです。
情報収集と行動は3対7ぐらいの比率がランチェスター的には一番良いと言っています。
あるいは、私がよく読んでいる本の著者であるマイケル・マスターソンさんは2対8だと言っています。
だいたい2対8から3対7の比率でバランス良く行動すると良いと思います。
情報マニアになってしまうと情報収集などが8割程度になってしまいます。
新しい知識を得たりすることは楽しいですが、そのような勉強ばかりしていると行動量が少なくなってしまいます。
それではいつまでもノウハウを求めて彷徨う「ノウハウコレクター」になってしまうので注意が必要です。
やはり「行動」が重要なのです。
学ぶのは1日の仕事の3割以下でいいです。
セミナーへ行くのは良いのですが、せいぜい週に1日が限度で、週に2日も3日も出席しているのが習慣になっている方は要注意です。
2対8か3対7で行動を多くするのが頭でっかちにならないためのコツです。
ぜひ頑張ってください。
私も頑張ります。
私はいつもあなたの成功とスキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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