今回の「前を向いて歩こう」は、色んな場面で参考にして頂きたいお話です。
どんな問題でも解決するアプローチ方法を3つぐらいは常に意識しておくと、色んな局面で選択肢が広がります。
例えば簿記の勉強でいうと、1つの解答プロセスだけではなくて、あと2つぐらいアプローチ方法がないか考えます。
結果として他のアプローチ方法が見つからなくても、「他に何かないかな」というように常に他の選択肢を探します。
「他に何かないか」ということを2回問いかけて、全部で3つぐらいの選択肢を用意する癖をつけて頂きたいです。
常に1個しかない状態で色々なところで競争する人と、3つ選択肢を持って競争する人のどちらが強いかというと、後者です。
3つのうちの最善策を採ろうとする人の方が応用力が広がります。
1個しか方法がないと硬直的になって、新しい時代に対して変化球が投げられないので損をしやすいです。
1回や2回の単発の勝負であれば1つしか選択肢がなくてもやっていけるかもしれませんが、何十回、何百回と色々なトライアル、色々な人との競争、色々なことがあるならば、常に3つぐらいの選択肢を意識して事に当たる癖をつけておくと応用力が広がります。
目の前の問題に対して「このアプローチでいこう」と決めたけれど「他にもないかな」と考えながら選ぶのです。
サッカーでいくならば、ボールを持って進んでいった先には敵がいる場合、ドリブルをするだけしか選択肢のない人だと相手はドリブルだけを警戒します。
ところが、ドリブル以外にもパスやシュートをするという選択肢もあれば相手は防ぎようがないので、これを10回もやれば成功率が高くなります。
しかし、常にドリブルしかなければ相手に「この人はドリブルしかしないな」と思われて、ドリブルだけを警戒されてしまいます。
相手が対処しやすくなってしまうのです。
ドリブル・パス・シュートのように、常に3つの選択肢を用意して、どれをやっても「この人はできるな」と思わせることも大事です。
いつも3つ選択肢があるとは限りませんが、常にそれを探す人の方が発想が豊かになります。
これは勉強法にもいえます。
1個の解答パターンしかないと、違った角度で資料を出された時に対応できなくなります。
答えを最初に見せられて、その前提条件を答えさせるような逆進問題なども対応できなくなります。
色々なパターンがあるので、そのパターンに対応するためには3つぐらいの選択肢を常に意識して勉強法を考えてください。
ぜひ参考になさってください。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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