練習をするということについて前向きに考えてほしいので、こういった発想も参考になると思ってお話したいと思います。
やはり簿記1級は2級と比べて難易度が上がってきます。
勉強時間も増えてきますので、毎日コツコツやることが大事です。
簿記3級や簿記2級は3回4回と繰り返せばできるようになることが多いのですが、簿記1級の場合は日常生活ではあまり見たことがないような上場企業特有の取引が出てきます。
例えばデリバティブや不動産流動化のような取引です。
最近は簿記2級にも簿記1級の内容が入り始めていますが、簿記1級特有の論点で連結決算の難しいところや退職給付会計や資産除去債務など、簿記2級までとは違って普段見慣れないような取引が出てきます。
慣れないものをやると、簿記3級や簿記2級の倍ぐらい掛かります。
1回や2回や3回ぐらいでできたものが、4回やっても5回やってもできないということになります。
自分には才能がないのかと思うことがあるかもしれませんが、みんなそうですので安心してください。
簿記1級は上場企業特有の話が多いので、慣れるまでには5回ぐらい掛かります。
すぐできるものもありますが、5回6回とやっても分からない、7回やっても分からない、気にしないでください。
以前動画でご紹介した前村さんも分からない論点は10回以上やっていました。
10回15回やっても構いません。
しかし、全部が全部そういう論点ばかりではありません。
たまにそういう部分があっても落ち込まないでください。
6回7回やっても分からないと「自分には才能がないのかな」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
合格者でさえ10回20回とやっているものがありますから、10回以上やってもできないものもたまにはあると思って、気持ちを楽にしてください。
7回できなければ8回やる。
9回できなければ10回やる。
10回できなければ11回楽しんでやってください。
まだまだ先はあります。
回数が多ければ多いほど、できたときに嬉しいと思って、高いレベルのゲームに挑戦すると思って、楽しんでやってください。
必ず簿記1級に合格できるはずです。
私も応援しています。
私はいつもあなたの簿記1級合格、そして簿記の学習を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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