商業簿記・会計学と工業簿記・原価計算の2つの科目というのはそれぞれ特徴が違います。
日商簿記2級でも商業簿記と工業簿記という科目がありました。
商業簿記系と工業簿記系は科目が違うので勉強のペースが違います。
商業簿記と工業簿記を1日ずつ交互にやったり、2日おきにやったりします。
柴山式の場合は商業簿記・会計学と工業簿記・原価計算の講義がそれぞれ20時間前後なので、まずは商業簿記・会計学を全てやってから工業簿記・原価計算をやるというふうに、一通りどちらかをやってからもう一方をやるというやりかたで良いのか、あるいは交互にやるべきかという質問を受けることがあります。
インプット系(講義や復習)とアウトプット系(例題や過去問)で違ってくるので、その話をしたいと思います。
まずはインプット系についてですが、柴山式の場合は1回1時間として各科目20回前後あります。
それをどのようにやるかというと、過去の合格者を見てみるとどちらの方法でもやっています。
多いのは毎日か2・3日に1回やるパターンです。
たとえば月曜と火曜は商会をやって水曜と木曜は工原をやるというふうに、1週間のうちに全く見ない科目がないという状態で、ほぼ毎日交互に近い状態でやります。
日曜は休みと考えると、月曜から土曜までの6日間のうち3日は商業簿記・会計学で3日は工業簿記・原価計算というふうにやって、1週間のうちに全く見ないものがないように勉強します。
これをAパターンとします。
しかし、場合によってはBパターンでも合格者はいらっしゃいます。
Bパターンはどちらか一方の講義と復習を全て終わらせてから、もう一方の科目を終わらせるというやり方です。
インプット段階ではAパターンもBパターンもどちらもOKです。
ただし、アウトプットは勘を養うというのがあるので、3日以上休むと結構きついです。
私が会計士の勉強をしていたときは、商業簿記・会計学系統は必ず毎日やっていました。
1日も空けていなかったのです。
私の感覚的に1日でも空けると感覚を取り戻すのにストレスがあったからです。
工業簿記・原価計算は2・3日休んでも大丈夫な気がしましたが、商業簿記・会計学はやることが多いですし細かい論点が多いので忘れやすいので私はほぼ毎日やりました。
しかし、簿記1級であれば会計士の商業簿記ほどの精密さはないので、2日ぐらいまでは空けても良いと思います。
ただ、1週間丸々やらないのはさすがにまずいと思うので、3日以上は休まないというイメージで勉強してください。
2日いっぺん、あるいは3日にいっぺんはやるようにしてください。
とにかく週に1回か2回ぐらいはどちらかを見てほしいです。
毎日交互また週に半分ぐらいのペースで、満遍なくバランス良くやってください。
特に商業簿記と会計学はしばらく空けると勘が鈍りやすいですので、こちらはほぼ毎日やってください。
しかし、どちらも計算力なので、毎日交互または2日おきぐらい例題と過去問をやってみると良いと思います。
インプットはどちらか一方を一通り全部終わらせてからもう一方をやるのもOKですが、アウトプットは極力毎日交互のような感じで、どちらもマメに見てほしいです。
毎日2科目やってもいいですが、2日にいっぺんぐらいのイメージだという気がします。
このようにインプットとアウトプットで若干違います。
ぜひ良かったら参考になさってください。
私はいつもあなたの日商簿記検定合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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