柴山式では、簿記2級講座の申し込みも多いのですが、
簿記3級が終わった時点ですぐに簿記1級を目標にしている方もいらっしゃるので、「簿記2級・1級セットコース」というのもあります。
また、「まだ簿記3級も受けておらず、これから勉強をはじめる初心者だけれど、
今から1級合格までどれくらいの勉強時間数が必要か」という質問も時々受けるので、今回はそういったご質問にお答えする形でお話を進めたいと思います。
簿記には1〜3級と初級がありますが、初級から順に受ける必要はなく、最初から1級を受けることもできます。
とはいえ、基本的な知識がない場合には、まず初級や3級、2級の勉強からすることになります。
柴山式の場合、3級は早い方で40時間、平均でみると50時間ほどの勉強で合格ラインに到達するのが一般的です。
2級は早い方で80時間、平均でみると80〜100時間です。
このように、3級と2級を効率良く勉強したとしても、だいたい120時間ほどの勉強時間が必要だと思ってください。
しかし、これぐらい勉強すればかなりの基礎力が身に付きます。
そして簿記1級は、過去の合格者の勉強時間を見てみると、480時間ぐらいから合格実績が出はじめています。
このため、初心者でも効率良く勉強をすれば、3級と2級で120時間、1級で480時間の合計600時間でも合格できるチャンスはあります。
簿記1級合格までの勉強時間の目安は合計600時間ですが、たとえば1日2時間の勉強をしたとすると300日なので、不可能な時間数ではありません。
1日2時間であれば、その気になれば勉強時間は取れます。
3時間でも取れる方はいるでしょうが、現実的に考えれば2時間が妥当でしょう。
私の経験上、時間をきちんと管理できれば、ビジネスマンの8割か9割ぐらいの方は、隙間時間も入れて2時間の勉強時間は確保できるはずです。
このように、初心者でも本人次第で、1年弱という期間で簿記1級を狙える可能性はあります。
なお、2級が終わった状態で勉強をはじめれば、スタートラインの勉強時間は480時間です。
この場合、1日2時間の勉強をすると8か月(240日)、1日3時間ならば6か月弱(160日)で終わるので、かなりリーズナブルです。
実際に簿記1級に合格した方のインタビューは、こちらからご覧いただけます。
.
毎日2時間の勉強を続けていれば、いい習慣付けになります。
簿記検定が終わった後の長い人生においても、教養のための自己研鑽の時間を1日2時間程度取れたら、あなたのレベルは相当上がります。
簿記検定が終わった後の、ご自身の生涯教育の習慣を付けるためにも、1日2時間という勉強はやって損は無いでしょう。
簿記1級の勉強は、そういった習慣付けのきっかけになり、しかも合格証書も貰える可能性があるのですから一石二鳥です。
また、簿記1級の知識があればビジネスもわかるようになりますし、日経新聞も今までより読めるようになります。
さらに、株式投資に必要な高度な会計知識も身に付きます。
このように、一石二鳥どころか一石何鳥にもなりますので、ぜひ簿記1級をめざしてみてください。
簿記の1~3級までの試験科目は、以下のようになっています。
簿記1級 | 簿記2級 | 簿記3級 | |
---|---|---|---|
試験科目 | 商業簿記 工業簿記 原価計算 会計学 |
商業簿記 工業簿記 |
商業簿記 |
柴山式は、工業簿記、原価計算の指導法で、高い評価をいただいています。
このうち、工業簿記は2級から出てきますが、
柴山式の簿記2級講座の工業簿記は、シンプルでわかりやすくなっています。
私自身、受験生時代に大手の専門学校に通っていたのですが、先生と相性が合わず挫折した経験があり、簿記2級の工業簿記は独学で勉強しました。
このように、ゼロから独学で勉強したという経験があるので、
なぜ苦手になるのか、どうしたら上手くいくのかというのを、自分なりに理解しています。
そして、そのうえで教材を作っているので、痒いところに手が届く内容になっています。
これによって柴山式の受講生は、工業簿記、原価計算の点数がとても高く、場合によっては満点も狙えます。
もちろん、商業簿記、会計学も平均的な点数を取っていただきますが、工業簿記、原価計算が得点源になっているのです。
簿記1級は、初心者でも600時間ぐらい勉強することによって、受かるかもしれないという期待をもって試験に臨める状況になります。
勉強時間の内訳は、3級と2級の勉強で約120時間、1級の勉強で480時間です。
簿記2級終了レベルからであれば、1日2時間で8か月、1日3時間ならば6か月弱で合格の可能性が出てきます。
これが、合格可能と思われる、効率的な学習計画の1つの指標となるので、良かったら参考にしてみてください。
あなたの簿記1級合格を、いつも応援しています!
PREV
保護中: 【162回簿記1級受験対策】直前期の過ごし方(柴山式簿記1級短期マスター講座 受講者限定)
|
NEXT
日商簿記|簿記検定1級の申し込み方法と試験範囲
|