簿記3級の解答速報と講評をアップしましたが、引き続き簿記2級の解答速報と現段階での講評を簡単にサイトアップしましたので、そのご案内をします。
柴山会計のほうでは解答速報を出しています。
147回で一番特徴的だったのは第二問で連結会計が出たことです。
私の事前の読みでは仕訳の1問で連結を出して、第二問で連結が出るのは来年あたりかと思ったらいきなり出題されました。
仕訳に関しては1番は工事の完成と建設仮勘定です。
旧建物の除却です。
これを2つ合わせるというのは普段のテキストでは見ませんが、良い機会なのでここで慌てずに1つ1つ分解して考えれば難しくないので、できれば正解したいです。
2番目は為替予約です。
これはテキストでやっていますので、できれば取りたいです。
3番目はクレジット売掛金に関する返品処理ですが、仮受消費税や手数料が関連しているので少し難しいという気はします。
4番目はリース取引で、第1回のリース料の支払いの処理だけなので、これはできれば正解したいです。
5番目はソフトウェア仮勘定の完成も取りたいです。
目標は16点で最低でも12点です。
ここで12点を取っておくとあとで楽です。
第二問ですが、連結会計でした。
ここが一番の話題なのかという気がします。
(1)はテキストレベルの合併の処理ですので、ここは取りたいです。
(2)はのれん勘定を書かせる問題ですが、馴染みのない出題なので気にしなくて良いと思います。
第二問に関しては(1)と(2)が個別の子会社株式の取り扱いなので、ここは取りたいです。
ここが取れれば何とかなるかと思います。
(3)の連結修正仕訳ですが、これもしっかり練習していれば投資と資本の相殺消去とのれんの償却と当期純利益の振り替えもやっていますので、ここはできてほしいという気もします。
日商簿記検定1級の勉強をされる方も、連結の基本問題という意味で、簿記2級の過去問が今後積み上がってきたときに簿記2級の問題を復習するのも良いと思います。
そういう意味では簿記2級に連結が入ったことは悪い話ではないと思います。
ここでの目標は12点ですが、もしかしたら16点を狙えるかもしれません。
理想はここまでは第一問で16点、第二問で12点で、28点を取っておくと楽です。
第三問は損益計算書の完成問題ですが、決算整理の仕訳を行って損益計算書を作成しますので全体的なレベル感としては標準的です。
ただ、特許権の償却というのはあまり馴染みのない所なので、ここが気になる所かと思います。
出題形式は普段とそれほど変わらないということで、あとは定番処理をきちんと取れれば問題ないと思います。
ここでの目標は14点です。
そうすると第一問で16点、第二問で12点、第三問14点を目安とすると、これらを合わせて42点となります。
最低でも40点を取りたいです。
第四問は本支店工場会計で、ここは20点取れる方も出てくると思います。
第五問は標準原価計算ですが、ここも典型的な問題です。
第四問と第五問で最低でも32点で、できれば40点近く取りたいです。
そうすれば75点~80点ぐらいで合格できます。
商業簿記が42点、工業簿記が35点ぐらいで、77点で合格というのがリーズナブルな得点戦略です。
工業簿記はほぼ満点が狙える問題ですので、できるだけ高得点を取って合格を目指しましょうということです。
あとは連結で戦意喪失をしなければ合格が狙えると思っています。
今回の解答速報と講評を参考にして、次の簿記2級への再チャレンジ、あるいは簿記1級を目指してみてください。
受験された方はご自身の努力を労ってあげてください。
そして、今後も簿記の勉強を楽しんで続けていただければと思います。
私はいつもあなたの日商簿記検定2級合格、そして簿記の学習を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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