昨日行われた第147回日商簿記検定3級の解答速報と講評について、柴山会計グループサイトでアップしてありますので、受験された方はご参照ください。
まず第一問は仕訳問題が5題あり、解くに真新しい論点はなくて基本的な問題がほとんどでした。
柴山式のテキストをしっかり学習された方は20点満点を狙えると思います。
イージーミスをしても1個落とす程度で、16点は確保したいです。
第二問は商品有高帳で、これもテキストの知識で解ける良い問題です。
移動平均法を使いますが、今回は純売上高というのを問われていますので、売上値引を引くことを忘れないようにしてください。
それ以外は基本的な内容です。
商品有高帳の考え方が本当にしっかりと理解できていると10点満点を取れるのですが、慌ててしまってイージーミスをすることもあるので、10点取れなくても構いません。
場合によっては0点でも良いのです。
商品有高帳は苦手な人が多いので、点数が取れなくても致命的ではありません。
他の問題で挽回ができますから、あまり気にしないことです。
第三問が大事で、今回は残高試算表の作成問題が出題されました。
ICカードのチャージという現代の状況に合わせた問題が出ています。
今は誰もがICカードを誰もが使っていますから、現代の商取引に合った問題文を作ることは良いと思います。
これは本質は仮払金勘定です。
指示も出ているので、この指示に従うことが大切です。
今回のICカードのように新しい表現が出てきても慌てずに対処します。
ここでパニックになってしまう癖のある人は気をつけてください。
必ず新しいテーマというのは問題文で丁寧に指示が出されるはずなので、そこに従っていくということです。
あとは、重複の取引についても問題文に記載があるので、親切な問題だと思います。
イージーミスをしないように注意すればおそらく24点ぐらいが目標になります。
第三問で24点取れるかどうかがポイントになります。
第四問は支払手数料と前払手数料の勘定記入です。
勘定記入というのは昔からよくありました。
柴山式総勘定元帳の勉強をされている方は勘定記入が得意なので、ここでそれなりに点数が取れると思います。
仲介手数料を土地の取得原価に入れるという部分がちょっとした引っかけになるので注意してください。
ここは慣れない方もいらっしゃるので、5点か6点ぐらい取れれば良いという気がします。
そして最後に第五問ですが、ここがポイントです。
精算表が出題されましたが、勉強した方は30点狙えます。
全て基本問題ですから、過去に出題されたものをしっかりと勉強していればできる問題です。
イージーミスをしても24点は取りたいです。
これらの点数を積み上げていけば合格に到達します。
今回簿記3級を受験された方は、簿記2級など次のステップに繋げてください。
ちなみに簿記2級を目指すにあたって簿記3級に合格する必要はありません。
簿記3級を一通り勉強した状態で簿記2級の学習をするのもOKです。
私の感覚では60点前後以上ならば簿記2級に進んでいいと思います。
簿記3級と簿記2級の同時受験もできますので、簿記3級が残念な結果でもそのまま簿記2級に向けてスタートを切ってください。
私はいつもあなたの日商簿記検定3級合格、そして簿記2級合格を心から応援しています。
今回は受験本当にお疲れさまでした。
今後とも頑張って勉強してください。
ここまでご視聴頂きまして誠にありがとうございました。
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