テキストのキーワード読みで理論対策

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「テキストのキーワード読みで理論対策」というテーマでお話をしたいと思います。

柴山式のテキストは商簿・会計学が300ページ、工簿・原計が250ページぐらいありますが、これだけで計算と理論の基本的なところはほぼ合格点に必要な内容を盛り込んでいます。

この部分をしっかり押さえて7割は確実に得点するような勉強をしてもらいたいと思っています。

1級の理論問題は穴埋めや選択式が多いですし、記述があったとしても文章を書かせることはほとんどなく、だいたい単語の記入なので、しっかりキーワードを覚えて、そのキーワードの前後のごく簡単なワンフレーズぐらいの説明ができれば十分です。

理論向けの本を1冊買ってきて勉強するというのは、時間があればいいですが、柴山式は時間がない方向けの勉強法なので、テキストを読み込むことによって理論にも対応します。
そして、過去問でどの論点が出題されているのかがわかれば、テキストでそのキーワードの周辺を丁寧に追うだけで十分です。
これは工業簿記・原価計算も同じです。

過去の本試験を見ても、柴山式のテキストの内容から出題されています。
たとえば、第19章の「損益計算書と貸借対照表の作成原則」では、「経営成績」「すべての収益」「対応するすべての費用」「期間外損益」「正常な収益力」「未実現収益」など、会計原則の原文を一部取り入れたりして重要なキーワードを太字でピックアップしていますので、この部分をラインマーカーを引いて目立つようにするのも構いません。
また、キーワードだけを拾って読んで、キーワードとキーワードの間にどんな説明があるかをだいたい想像する勉強を5回ぐらい繰り返すだけでもかなり違ってきます。
これは工業簿記・原価計算のテキストでも同じです。

理論は半分ぐらい取れれば良いので、満点を取る必要はありません。

半分ぐらい取るならばこれで結構対応できますし、場合によってはこれで8割以上得点することもできます。
実際に、柴山式のテキストを中心に勉強して、工業簿記の理論があるときでも25点を取ってる人もいます。
理論は満点取ろうと思ったら、別にテキストを丸々1冊やらなければいけないぐらい大変ですが、それで積み上げられる点数はせいぜい5点いくかいかないかなので、他に計算問題などをしっかり得点して、75点ぐらいを取りましょう。
あとのプラスアルファの積み上げの仕方はいくらでも教えることはできるので、まず75点ぐらいはしっかり取れるようにします。

イージーミスをなくせば8割は取れます。
柴山式の教材を中心にやって8割以上得点している人もいます。

キーワードの飛ばし読みで理論がかなりできるようになります。
多分85パーセントぐらいは計算問題だと思いますが、残り15パーセントぐらいはキーワードの飛ばし読みを3回4回とやってみてください。
飛ばし読みならば、1分で見開きを見れば2時間半ですべて見終えることができます。
そして、わからないところだけをじっくりやるようにします。
これは理論対策として非常に有効なはずなので、キーワードの飛ばし読みをやってみてください。

私はいつもあなたの1級合格を応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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