今回「前を向いて歩こう」は、ちょっとした対話のスキルについてのお話です。
例えば仕事の場で2・3分空いたときに、部下や同僚などと立ち話程度で良いのでコミュニケーションが取れると良いです。
特に部下との関係で気配りをしたいと思っている方にお勧めのプチ・コミュニケーションスキルです。
会話の付加価値というのは行動を変えることです。
会話をすることによって、その人の考え方か行動が少し変化したら、それは大成功といえます。
自分との会話で何か新しい気づきを得るか、相手の行動が変われば、それは良いコミュニケーションになっているわけです。
つまり、相手に良い意味で刺激を与えているのです。
そんな刺激を与えるきっかけになりやすいパターンがあります。
この5つのステップを知っておくと良いです。
この5つを全部やる必要はありません。
どれか1つに着目してやっても良いし、全てやっても良いです。
これがミニレポート(報連相)にもなります。
職場の廊下などで会ったときに「今の調子はどう?」というように声を掛けてみます。
何を目指してやっているのかという目標を確認します。
2つ目は、その目標に対して今はどんな調子かを聞きます。
そのときに上手くいっていないことも言うかもしれません。
その場合、それについての課題を明確化します。
そのことをチラッと聞くだけで頭で考えます。
「そういえば現状についてあまり問題意識を持っていなかったな」と思ってくれただけでもしめたものです。
このギャップの明確化は大事です。
ギャップを意識することによって、それについて行動の決定です。
ギャップの明確化というのがひとつのポイントで、本人がそのギャップに気づけば良いです。
しかも、そのギャップがある程度イメージが鮮明になればなるほど付加価値の行動案が出てきます。
では、そのギャップを上手くいかせるためにはどうしたらいいかを聞きます。
「じゃあ、これとこれをやってみたいけどな」ということを言います。
行動がある程度絞れてきたら、次は予測される障害と対策です。
それをやろうと思ったときに、どんなことができなくなる原因か、どんな壁があるかを確認します。
「これについて、こういうような抵抗がある」「ここが上手くいかないかもしれない」という予測される障害を考えさせます。
その将来やってくる問題を避けるために何をしたら良いのかを聞きます。
この練習をしてみてください。
場合よっては5番だけかもしれないし、2番だけでも良いのです。
ポイントはギャップが明らかになることです。
目標と現状のギャップを明らかにして、そのギャップに対する行動案を考えさせて、その行動案に対して予測される障害や壁になることを明らかにして、対策を練ります。
ここまでできれば完璧です。
会議でも、目標の確認→現状の明確化→ギャップの明確化→行動の決定→障害と対策というのを意識してみてください。
ここまでできればとても質の高いコーチングコミュニケーションのプロセスを経ることができます。
最初は上手くいかないかもしれませんが、どれかひとつだけでも意識してみてください。
自分が会話をするときに目的意識を持って短い会話をしてみてください。
それによって相手の意欲を引き出すこともできますし、前向きな話でいつも終わることができれば、あなたの話をウエルカムで待ってくれること請け合いです。
仕事でも、勉強でも、自分に対する問いかけでも構いません。
自分に問いかけるだけでも非常に質の高い行動案が出てくるでしょう。
よかったら参考になさってください。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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