平成28年度以降の2級商業簿記について

がんばろう日商簿記2級合格、今回は、平成28年度以降の日商簿記検定2級商業簿記についての私の考え方をお話したいと思います。

4月に商工会議所のほうから出題内容の一部改訂という話が出ています。

昨今、会計ルールが毎年のように変わっていて、1級では随分変わっていますし、経済環境も変わってきているということも踏まえて、私が見た感じで、2級の商業簿記が最も大きな影響を受けるのですが、いろいろ出題範囲の見直しをしています。

私が少し見た感じの印象で、速報として申し上げているので、後で変わるかもしれませんが、平成28年4月の影響は比較的低いと思います。
1級の範囲だった「その他有価証券」「子会社株式」が2級に入ってきます。
他にも入るものは若干ありますが、影響は5パーセントぐらいです。

ただ、第二問対策については、従来の特殊仕訳帳や伝票会計が多かった時代とは出題形式が変わるとは思います。
論点としては、その他有価証券が大きいと思いますが、これはまだ大したことではありません。

問題は2年後の平成29年です。

ここが1番大きくて、とうとう連結会計が入ってきます。

普通の専門学校であれば、5時間から8時間ぐらい、多めに時間を割いて教える可能性があります。
柴山会計であれば1級でも4時間ぐらいで全部教えていますので、2級レベルの連結であれば2時間ぐらいで十分できると思います。
連結はやり方を遠回りすると時間がかかるので、人によっては20時間か30時間ぐらいかかる可能性があります。
そのため、1番影響が大きいのは平成29年4月以降の連結です。

次はリースと外貨です。

その次にきついのは、税効果が入る可能性があることです。
暫定なのかもしれませんし、2年3年後のことなのでわかりませんが、現在わかっている範囲ではこのような感じになっています。
後日、訂正や追加情報をお知らせするかもしれませんが、商工会議所のサイトを見る限りでは、現在はこのような感じになります。

早めにはじめて今年か来年の2月に合格しておくというのが賢いと思います。
もし2級を受けようかどうか悩んでいる方がいれば、早めにやってみてください。

私はいつもあなたの2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

PREV
第140回合格目標!~4月中にインプットしよう!
NEXT
おすすめ本「経済で読み解く大東亜戦争」上念司著