~易経のたとえ~しゃくとりむしは、いちど縮むから前に進める!~

今回は易経からのひとつの教えについて一緒に考えてみたいと思います。
以前私が学んでいた竹村亞希子先生の易経の話の中でも取り上げられるのですが、非常に面白い話です。

易の世界では陰と陽があって、それらが交互にやってきます。
そのときに色々なたとえ話があって、春夏秋冬の四季の話をセミナーなんかでもさせていただきます。

滅多にしませんが、こういう例えもあります。
尺取り虫がいますが、いったん縮んでからまた伸びますけれど、あれは縮むという行為は次に備えているのです。

これを陰と言います。
四季でいうと冬と同じで、冬の時代には悪あがきをせずにじっと土を養生させるのです。

冬に種を蒔いてもしょうがないので、冬はきちんと休ませて、養生して春に備えるのです。
同じように、尺取り虫もいったん縮むことによって前に進みます。

いったん縮むという陰の状態があるから前に進めるという成果が手に入るのです。
ですから、縮むという行為を飛ばして先に進むことはできないのです。

会社や人生にも冬の時代はやってきます。
そのときには無理をせずにエネルギーを貯めることが必要です。

縮む状態を飛ばして先に進むことはできません。
ですから、いったん縮むという陰の状態を作り上げてからもう一度伸びます。

それによって少しずつ前に進めるのです。
こういったことを易経では教えてくれています。

今がどういう状況かということを意識して、身を縮めるときなのであれば無理をせずにきちんと養生します。

要するに、夜になったら寝るのと同じです。
一晩中徹夜をして次の日に体調が悪くなったら元も子もありません。

ですから、休むときには休みましょう。
尺取り虫の例えは非常に分かりやすいです。

この考えを人生の色々な局面で生かしていただければと思います。
私も日々気をつけています。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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