合格ハンドブック(ガイドブック)の使い方入門

がんばろう日商簿記1級合格、今回は、合格ハンドブック(ガイドブック)の使い方についてお話をしたいと思います。

柴山会計の1級サイトをご覧いただきますと、無料ダウンロードできる資料として、柴山式の合格ハンドブック(ガイドブック)をPDF形式のファイルでインターネットからダウンロードできます。

このガイドブックは、1級を勉強しているあなたのペースメーカーや学習記録として使っていただければと思います。
最初の2ページぐらいで、柴山式の勉強方法が記載されています。

たとえば、1時間の講義を聴いたら、その日のうちに20分復習して、次の日にまた20分、その次の日も20分というように、講義を受けた日から3日連続で20分ずつ、3回転復習します。

1時間の講義ならば3分の1の時間でいいので、まずは短期多回転してください。
同じ時間で1回転するならば、3分の1の時間を3日やったほうが記憶が定着するので、そういった勉強法を柴山式では紹介しています。

合格ハンドブック(ガイドブック)の最初の2ページぐらいで、こういった、復習のペースの掴み方のようなことをご紹介しています。

1級講座を申し込まれた方は、申し込み決済確認後に教材をお届けしますが、その箱の中に一緒に、合格ハンドブックの最初の2ページのところに使い方が書いてありますので、これを見ながら授業を受けていただきたいのです。

1時間の講義については、20分だけピンポイントで、全部理解しようとしなくていいので、確認のために復習をします。
復習というのは確認です。
2回目、3回目も、確認のために復習します。

確認復習というのはどのようにするのかというと、ここで合格ハンドブックを使います。
簡単に様式を手書きで書きましたが、1回につき1ページです。
学習日を書きますが、学習日の書き方で、講義の日は何かというと、最初の講義です。
そして、1回目の復習、2回目の復習、3回目の復習ということで、3回の復習を20分ずつやってほしいと思います。

やることは何かというと、まずは、講義の中で要点を7つ以下というのがあります。
印刷の関係で、合格ガイドブックの1ページ目に、ランク分けABCと書いてあることがありますが、これは何かというと、Aは見てすぐにほとんどわかったもの、Bは7割ぐらいの理解で、少しわからないところがあるもの、Cはわからないところが多いけれど所々わかるところがあるというもの、Dは全然わからないものというものです。

ABCと、あなたの理解度に応じて記号をつけて、キーワードを7つ書いていきます。
なぜ7つかというと、人間というのは、1度に覚えられるのは7つなのです。
なので、8つ以上に拡散しなくていいので、ポイントを7つ挙げて欲しいのです。
あなたの考えでいいです。

柴山の講義の中で、ご自身の感覚で大事だと思ったテーマを書いてもらえばいいです。
それについて、さらに細かいキーワードを書いてもいいですし、下にキーワードを書けます。

下には要点に関するキーワードを書きます。
要点やキーワードに関しては、ABCDというランク分けをして、キーワードの横に記号を書きます。

1ページ目には記入例が示されていますが、2ページ目以降は単に黒丸が書いてあって、自由に書けるようになっています。
講義に出た順に、どれがAかBかCかというのをご自身で書いてください。

もちろん、黒丸の上から自分でABCDと書いていただいて、1ページ目と同じように上からランク分けして要点を書いてもらっても構いません。

どちらでもできるようにと2つ分けて書いたので、かえってわかりにくくなってしまったかもしれませんが、1ページ目のように最初からランク分けしたスペースを用意しておいて、そこに書いてもいいですし、2ページ目以降のように、出た順に書いていって、黒丸のところにABCDを書いてもいいです。
やり方は自由です。

要点に対して重要だと思われるキーワードを抜き出して、そのキーワードを見て、どんな仕訳をするのかというきっかけにしてほしいのです。
キーワードはきっかけです。

その下に例題があります。
各回に関する例題を書く欄があるので、その例題を何回練習したのかということを記録して欲しいのです。

最後は、関連する過去問、これは最後のほう、後半でいいです。
最初の授業のときは過去問は無視して構いません。
直前2か月ぐらいで、テーマに応じた過去問を意識してください。
最初は、要点の欄、あるいはABCDのランク分け、またはキーワードのあたりを授業で書き出します。

講義のキーワードと要点は何度もみて思い出してください。
そうすると例題の勉強がしやすくなります。
基本が大事です。

ガイドブックというのは、講義で学んだ要点やキーワードを、自分なりの感覚で書き出して、後で見直したときに、違うと思ったら書き直しもOKです。
あとは、授業が一通り終わった後に例題をやります。

最初の授業では例題はそれほどやらなくてもよくて、見るだけでいいです。

少し解くのはいいですが、すべてをまともに解く必要はありません。
例題が解けなければ次へ行ってはいけないということはありません。
例題ができなくても先に進んで構いません。

例題は一通り勉強が終わって、キーワードと要点がある程度イメージできるようになったら徹底的にやってください。

最後は、例題をほぼ9割以上できるようになっていただくことがポイントです。
そのうえで過去問ができれば、1級の知識をあなたもマスターできます。

このように、ガイドブックを、あまり深く考えずに、自分の使いやすいように、ABCDとランク分けをして要点を書いてもいいですし、最初から要点を箇条書きしたうえで、そこにABCDとつけてもいいです。
それは自由にやっても構いません。

キーワードは、その回の講義では何をやったのかを書きます。

たとえば、割賦販売ならば、回収基準とか、未実現利益控除法とか、そのようなキーワードを書いていって、後で見直した時に何をやったのかが思い出せるようにしてください。

こういった形で、ガイドブックをあなたの勉強のペースメーカーとして使ってください。
使えると思ったらどんどん使ってもらっていいですし、合わなければ無理して使う必要はありません。

日記代わりにしてあまり使っていない人もいますし、フル活用して復習している人もいます。
ただ、全く使わないよりかは、何をやったのかという学習の記録になるので、キーワードと要点だけは書いていただくといいかなと思います。

みなさんのペースに合わせてご自由に使ってください。
ただ、できれば復習は3回やってください。
3日連続が無理であれば1日おきでもいいので、3回こまめに復習していただくことをおすすめします。

ぜひ、この合格ハンドブックを上手に活用していただいて、頑張ってください。
私はいつもあなたの1級合格を心より応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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