書店に行けば簡単にテキストが手に入りますし、インターネットの情報も溢れています。
なので、他の教育機関が出している教育ノウハウを研究しやすい状況になっています。
教材に限らず、精密機器や家電製品なども、メーカーは同業他社の製品を分解して研究しているのです。
もちろん、法令に触れないように、自分のスタイルで良い要素を取り入れて教材をレベルアップしているのです。
このような競争をしているから、独占的な地位に甘んじているとすぐに蹴落とされてしまうのです。
それが今の競争社会なのです。
ノウハウをコピーするのが容易になっているのです。
ましてや、簿記はルールが決まっているので、あとは教え方だけです。
もちろん基本的なコンセプトは中々真似はできませんが、表面的な教材の内容は真似ができます。
今では当たり前となっている対話形式の教材は、実は私が10年前に専門学校で出したものが初めてだと思っています。
キッズBOKIに関しては商標登録をしています。
そうはいいながらも、連結決算のやり方やボックスの書き方というのは共有財産で、色々な専門学校でも使われています。
ということは、表現の仕方に違いはあっても、基本の部分はどの教材も同じなのです。
だとすると、教材の違いがあなたの合否を決める要素にはならないのです。
もちろん、柴山式を受講してもらえれば嬉しいですが、極論を言うと、どこの専門学校の教材であろうと合格するのです。
どのやり方を選んでも、合格者がいる教材ならば、それは受かる教材なのです。
問題は、その教材であなたが勉強を続けられるかどうかです。
要するに、自分との相性なのです。
教材を選ぶ際には、わかりやすいかどうかで判断してはいけません。
本番の試験は落とすための試験なのに、なぜわかりやすい物を選ぶ必要があるのでしょうか。
「わかりやすい」「わかりにくい」などというのは枝葉末節であって、本当に大事なことは、続けられる教材かどうかです。
逆にわかりやすい教材というのは続かないのです。
最初はわかりやすくても、徐々にきつくなっていき、「こんなはずじゃなかった」と思うようになって、勉強するのを止めてしまうのです。
だから、現金預金や商品売買などの最初のほうだけに詳しい人がたくさん出てくるのです。
「わかりやすい」というキャッチコピーに騙されて、途中から嫌になってしまうパターンです。
どうせわかりづらいのですから、最初から腹を決めてわかりづらいものを選べばいいのです。
しかし、わかりづらいものを興味を持って続けることは別問題です。
「わかりやすい」「わかりにくい」という判断基準に拘るからだめなのです。
教材はわかりづらくても良いのです。
大事なことは、続けられるかどうかなのです。
あなたの目的意識と教材との相性で決めるべきなのです。
わかりづらい教材でも受かるのです。
わかりやすい教材を選んでしまうと、「この教材は私に何をしてくれるのか」と、教材に期待してしまって、権利意識を持ってしまうからダメなのです。
昔の、わかりやすい教材が少なかった時代でも英語が喋れる人がいるのは、その教材を徹底して学習したからです。
柴山式も同じで、教材は柴山式以外には無いと思って10回も繰り返し学習すれば必ず受かります。
最低3回か4回で受かっている人もいます。
3回すら続けられない人は論外なのです。
教材を3回続けるのは当たり前です。
教材に対して失礼です。
1回や2回やっただけで、「この教材はわからない」などと言うのは愚の骨頂です。
教材の作成者が見たら怒ります。
ロクにやりもしないで教材を評価しないでほしいです。
他の専門学校の代弁をするわけではありませんが、教材を作っている方たちは皆さん精魂込めて作っているのです。
教材が使えないのは自分の責任です。
どの教材を使っても受かるのです。
受からないというのは自分が悪いのです。
勉強を習慣化していなかった自分が悪いのです。
あるいは、合格するためのモチベーションがないだけです。
本気で受かりたいのならば、勉強を習慣化することに意識の8割を持ってきてください。
教材は2割でいいのです。
合格者が出ている教材を選べば誰でもできます。
大事なのは、その教材と一緒に合格まで行けるかどうかです。
わからないからといって、教材のせいにはしないでください。
たまたま相性が悪かっただけか、自分にそこまでの目的意識がなかっただけなのです。
少々失敗してもへこたれずに出来るかどうかというのは自分自身の問題です。
だから、結局は勉強の習慣なのです。
今後、私は高田馬場界隈でセミナールームを大きくして、キッズBOKIという名目でライブの簿記検定をやろうと思っていますが、そこでは若干の人間教育がいります。
挨拶をきちんとするとか、先生の言うことをきちんと聞くということは、子どもの時には教わりましたが、大人になったらやらなくなってしまいます。
それはダメなのです。
先日、子どもタレントのオーディションを見て思ったのですが、最低限の挨拶や、態度をきちんとしているということは大切です。
そのような当たり前のことができる人が上にいきます。
職場でも同じです。
同じ実力ならば、挨拶のできる人を選びますよね。
勉強の習慣化というのは、挨拶も関係すると思っています。
玄関の靴を揃えるとか、当たり前のことを、人が見ていないけれども出来る状態の延長が習慣化です。
勉強も人が見ていないところで問題を解くわけなので、同じです。
誰も見ていないところで頑張れるというのは、やはり習慣化なのです。
習慣化に必要なことはすべてライブ教室でやろうと思っています。
通信講座の場合にはライブで伝えられないので、この動画で伝えるしかありません。
勉強を習慣化することは大事ですが、さらにいうと生活習慣から見直すべきです。
1日2時間の勉強時間が取れない方は、生活習慣に問題があると思ってください。
ほぼ自分の責任です。
2時間が無理ならば1時間でもいいです。
3級・2級なら1時間で受かります。
でも、できれば2時間取れればすぐに受かります。
1日2時間の勉強で2か月あれば2級は合格できます。
1日3時間の勉強ができれば1か月で合格できます。
私の20年以上の講師生活の経験から言うと、合格者がいる教材ならばどれをやってもいいです。
問題は教材との相性を見極めることです。
わかりやすさで選ぶのではありません。
合格まで付き合える教材かどうかです。
そして、勉強の習慣化がきちんと具体的にイメージできるかです。
勉強の習慣化さえできればあなたは必ず受かります。
本試験まであと1か月から3か月あります。
その間の毎日の自分の勉強の姿をイメージできればOKです。
これこそが簿記に合格する最大のポイントです。
あなたの勉強の習慣・生活の習慣を見直してみてください。
私はいつもあなたの簿記検定2級合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
PREV
結果が出なくても、ブレずにがんばれるか?
|
NEXT
第64回税理士簿記論・申込は5/23までOK!
|