あくまで、テキストは重要なところをやっているのです。
どのテキストもそうですが、世の中の100パーセントの出題形式を網羅するというのは、現実的にあり得ないのです。
100点のうち10点ぐらいは未知の出題形式で応用力を試すということがありますが、余程の天才でもなければできるわけがありません。
巡り合わせもありますが、回によっては10パーセント前後ぐらい知らない論点が出ることもあり得ます。
これは簿記3級でも簿記2級でも簿記1級でも、一生懸命テキストを勉強して問題集もやって、それでも見たことがない出題形式が出ることもあります。
でも、そこで怒ってはいけません。
世の中のせいにしたり教材のせいにしてしまうのはもったいないです。
残りの1時間2時間でベストを尽くしてください。
傾向として、珍しい論点とか珍しい出題形式のところは配点があまり来ません。
簿記1級で初めて連結包括利益計算書が出題されたときも、多分配点はかなり低かったと思います。
そのため、他の一般的な論点ができれば、そちらに配点を少し多めにずらしているはずなので、そこをしっかり取れば通常の2倍の点数がきます。
初めて出たような特殊な論点は1点か2点しか配点がなくて、そこは出来なくても合否に大きな影響が無いこともあります。
極端な話、100点のうち20点が知らない論点だったとしても、冷静に残りの8割を解くことが出来れば70パーセント以上は取れます。
知らない論点が2割出たとしても、他の8割を取ればいいのです。
知らない論点や知らない出題形式は1割ぐらい出ても構わない、という心の準備をして、出なかったらラッキーだったと思えば良いのです。
3割までは落とせるのです。
大抵、3割も知らない論点が出ることはまずあり得ません。
お互いに信頼関係があるので、ある程度のところで出題者も上手くバランスを取ると思います。
みなさんは心配しないでください。
本試験で1割ぐらい知らないテーマ、知らない出題形式が出ても気にせず、見なかったフリをして先に行きましょう。
柴山式の普段の勉強は、「わからなくても、わかったつもりで先に行く」なのですが、本番の試験では知らないテーマ、出題形式が出ても、どうせそこにはあまり配点は来ないと思ってください。
見なかったフリをして、他の出来る問題をイージーミスせずにしっかりと点数を取って、確実に合格点を狙いましょう。
私はいつもあなたの合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
PREV
簿記3級と簿記2級の時間配分は大事です!
|
NEXT
商簿50分、会計30分をベースにしてみよう!
|