日本史Aのおもしろいのが、近代以降ですね、したがって明治維新の開国直前のところから近現代史を中心に書いてあるという、ページ数的には索引までいれると270ページ、だいたい260ページぐらいありますが、この大部分が近現代史です。教養的な感じなのです。
第一章が「近代の胎動」と書いてありまして、これは17世紀か18世紀ぐらいの話ですか。
もちろん、近隣諸国、ヨーロッパであるとか、海外のことも書いてあります。
たとえば「欧米諸国のうち、イギリスでは17世紀に台頭する市民階級を先頭とする市民革命が成功して議会制民主主義の体制を確立、さらに18世紀後半からの産業革命によって資本主義経済を本格的に成立」のように、17、8世紀あたりから、アメリカの独立戦争が1775年に起こるとか、結構このへんの教養、近代のあたりからずっときて、ペリー来航とか、あとは明治維新とか、そういったことからはじまって、比較的近現代を中心に書いてありますので、最近の国際政治であるとか日本における動きなどを知るには日本史Aがすごく適切かなという気がしました。
もちろん、日本史はさらに時代を遡って、古代とかからやっても良いのですが、まずは、今の国際政治や日本の時事問題の動きは、近現代史から流れを汲んでいることが多いと思うので、やはり、今2000年前後だけをみるのではなくて、もっと前の、たとえば1800年代とか1900年代とか、そもそも日本が海外と頻繁に、鎖国体制がなくなって1800年代半ばごろからペリーがやってきて、その前後も、ロシアであるとか、いろいろ来ています。
こういった形の話が書いてあるわけです。
「1853、アメリカ東インド艦隊司令官司令長官ペリーは軍艦4隻を率いて浦賀に現れ国書を提出して日本の開国を求めた」という形で、日本史Aは、私たちが学生時代、私は日本史が苦手だったのでスルー。
通り過ぎていた歴史を考える良い機会になるかと思います。
こういった教科書も侮れないです。
ただ、年表の丸暗記とかは意味がないので、日本史Aのように近現代に的を絞ったような、現代に通じる歴史を学び直す。
だから世界史Aもありだと思いますが、近くの本屋さんを探してもなかったので、以前買った日本史Aをまず読んで、世界史Aも取り寄せて読んでみたいと思っています。
今だからこそ時事ニュースを理解するために、まずは歴史を遡って、日本史Aを一読してみることも有意義ではないでしょうか。
今日は2015年の11月24日ですが、これから神戸・大阪に書店まわりの出張に行ってきます。みなさんも頑張ってください。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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