2級工業簿記を復習しておくと役に立つ!

 
 

がんばろう日商簿記1級合格。今回のテーマは『2級の工業簿記をさらっと復習してみよう』というテーマでお話をしてみたいと思います。

 

第141回の日商簿記検定1級の工業簿記・原価計算を見て思ったのが、あらためて、簿記2級でも過去に出た損益計算書の作成であるとか、製造原価報告書とか、基本的な費目別計算とかは、簿記2級の知識をしっかりやっていれば部分点でも取れたというような問題が割とありました。

原価計算に関しても簿記2級の知識をベースとして書かせる問題もあったように思うので、足元、まずは最近10回分の過去問も勉強しながら、簿記2級の工業簿記の知識をうまく活用すると案外戦えることもあると、あらためて今回、やはり基礎力が大事だと思いました。

そういった意味では141回の工業簿記、非常に良い問題なんです。
原価計算も良い問題なのです。取り組みやすいんですよ。

工業簿記とか原価計算は満点を狙える問題なのですね。
工業簿記も、簿記2級で勉強した費目別計算の過去問で、簿記1級の過去問でもずいぶん昔に出ています、簿記2級でも似たような問題が出ているのです。

柴山式でも、工業簿記の2級の演習問題の最後のほうに、似たような損益計算書の費目別が出ているので、形式に慣れておけば、尻込みせずにある程度の点数が取れたかもしれません。

ここでおすすめするのが、昔、私がアメブロの記事で非常に一時期好評だったのが、2012年の8月25日にアップした「8日間2級工業簿記重要問題マスターゼミ」ということで、8日間で、1日目が費目別計算と仕訳、これ最近日商簿記検定1級でも聞かれるので意外に足元なのです。

なので、まずは費目別計算と仕訳。これ、登録したときにすぐ視聴できます。

2日目が製造原価報告書と仕掛品勘定。3日目が製造間接費の差異分析。4日目が部門別計算で相互配賦法や簡便法。
5日目は製品別計算で、工程別総合原価計算で仕損減損の処理があるケース。
6日目が標準原価計算と差異分析の重要問題。7日目が直接原価計算の重要処理、損益計算書、固定費調整、これも簿記2級の知識が基本になって、簿記1級に繋がってくるんですね。

そして8日目が損益分岐点売上高とCVP分析。こういったことが簿記1級の原価計算でも出るわけです、ベースがね。

したがって、基本をもう1回見直して、簿記2級の工業簿記の知識を案外忘れているから簿記1級ができないということもあります。

特に、今回の第141回の工業簿記・原価計算をみると、簿記2級の知識をしっかり持った状態で簿記1級の勉強をしている人は、意外に点数が取れた可能性があるというふうに考えると、簿記2級の工業簿記、今だからこそ、原点回帰かなということで、ある意味141回の工簿・原計に関してはメッセージなのかもしれません。

工業簿記はみなさん難しかったという印象がありますが、実はよくみると、簿記2級の費目別計算と製造原価報告書、損益計算書の繋がりは、本当は足元の論点です。

最近の出題傾向でずっと出ていなかったので意外にそこはやっていなかった、点数になりやすいところなので、ここは原点にかえって、もう1回、簿記2級の工業簿記からしっかりと、「急がば回れ」ということで、この8日間特別ゼミ、YouTubeの動画の説明のところにリンクを貼っておきますので、よかったらご覧いただいて勉強してみてください。

8日間でさらっと簿記2級の工業簿記の重要問題マスターゼミということで、これはリリースしてすごく好評だったので、こういった簿記2級の復習も確認しながら、簿記1級の勉強をする。簿記1級の苦手論点というのは、簿記2級の関連知識があやふやだったりすることもあります。

簿記2級の工業簿記は1週間ぐらいでできてしまうので、簿記1級の勉強と並行して基礎の確認をしてみてください。特に費目別計算は最近よく聞かれるので、141回の工業簿記、苦手だったという人多かったと思います。

実は簿記2級の基礎知識の上に成り立っている、案外足元の論点で大事なところです。

ぜひ、この工業簿記、しっかりと勉強して、基本に忠実にやりましょう。

でも、最近あのような形式は出ていなかったので、受験生にとっては少しビックリするような問題だったということです。

それはそれで仕方ない、だから、これからの143回、2016年の6月、11月も、こういった足元を聞かれる問題が出てくる可能性があります。

そういうときに簿記2級の勉強の基礎力が案外あなたの試験会場での回答に役立つかもしれません。ぜひ、足元を固めておきましょう。

『8日間2級工簿重要問題マスターゼミ』、リンクは動画の説明のところに貼っておきますので、ぜひご参考になさってください。

私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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