上手に話す第一歩は、まず「聞く」ことから!

みなさん、こんにちは。

前を向いて歩こう。今回のテーマは『上手な話し方の第一歩は、まず聞くことから』というテーマでお話をしてみたいと思います。

私はアナウンサー、芸人、落語家の方とか、話そのものを本業にしているというわけではありません。

あくまで私にとって本業は会計とかコンサルティング、コーチなので、本業との兼ね合いでツールとしてビジネス的な話し方ということで話をします。

私も1991年から簿記の講師を始めて、25年ぐらい人前で話すということをやってますので、私なりの考え方を申し上げます。

話し方で悩んでいる方の多くは意識のスタートラインがわざわざ厳しい方向に行っている、ズレてるのかなと。

どううまく話そうか、自分がどう話すかという”How To”にいっていますが、まずその前にやることは、一番大事なことは何かというと、相手がその話を聞きたいかどうか、内容なんですね。

その一点をしっかりやっておけば多少テクニックがうまくなくても聞きたい話なら聞きます、多少下手でも。

相手が興味のある話題を話しているかどうかという感性が必要になります。

これはなにかというと、自分が話したいことを話しても、自分の話したいことが相手が聞きたいことかどうかというのは結構違いますよね。

でも、みなさんまず考えるのは、自分が話題を選んでその話題をいかにうまく話すかというテクニックにいってしまっていますけど、それは後からなんとかなります。

うまい人の真似をすればいいので。あるいは研究をすればいい。

その前にまずは、相手が聞きたい話題かどうかの感受性を強くしなくてはいけません。いくらうまく話したって、相手が聞きたくない話をいくら話しても仕方ありませんよね。

「技術がすごいけど聞きたくない話」を聞かされるのと、「すごく聞きたい話だけど技術はうまくない」、どちらの話を聞きたいですかといったら、技術はうまくなくてもいいから聞きたい話を聞きたいのですよね。

ということは、相手が聞きたくなるような話かどうかということを探る。相手の反応を見る。相手の相づちとか相手の話を聞けば、自分の話に興味をもっているかどうかがわかります。

感受性、受け止める力、相手の話を聞くだけではなくて相手のリアクションとかも読む、それも聞くという意味の一つです。ノンバーバル。バーバルというのは言葉。言葉以外の相手の情報も聞きましょうと。

相づち、表情、仕草、目の動き、目の輝きで「おっ」と思うのか「うーん」と思うのでは全然違います。

相手のリアクションをきちんと見る。自分のほうに意識しようとするのではなくて、相手のほうに意識をもつ。相手がどういう気持ちで聞いているかということを意識して話すことからはじめれば、自分の今の話のレベルというのがわかると思います。

もちろんそれができないと思っているから話し方を学びたいっていうけど、やはりスタートラインが違うんです。

まだきちんと相手のことを見てないと思うのです。どういう話に興味をもつかということを聞かないとだめです。どういうことに興味があるかを探るのですね。それをやりながらテクニックが身に付くと思うのです。

人が違えば性格も違うから、使えるテクニック違ってくると思うのです。万人に使えるようなマニュアルは僕はないと思っています。

自分で探すしかないのですよ。経験を積むしかないのです。人は話すのが好きだから、相手も乗ってくれば話します。いかに相手に乗って話をさせるか、これも大事です。相手が乗って話してこないのに、こちらがいくら話しても無理なのです。

一方通行はありえないので。まず相手に気持ちよく話をしてもらい、相手の話を聞く、そうするとこの人はどういうことに興味があるかと、あとは、その人の話のうまく話せるところを学ぶとか。

聞くにはいろいろあって、今、自分が話すべき内容を確認するために相手の興味があることは何かということを情報収集します。

その経験を積んでくると、「人はこういう話が聞きたいのだな」ということがわかってくると思うので、まずは自分が聞く。

人の話を聞けない人がうまく話せるわけがないので、これは僕の経験上です。

話すのがうまい人は聞くのもうまいんです。
まずは聞くところがしっかりできてから話すというふうにしたほうがいいかもしれないです。話し方のHow Toを学ぶ前に、聞くという経験を積む、聞くという能力を上げたほうが、一見遠回りだけど、話す力がつくと思います。

人の話をきちんと聞ける人は、いい話かどうかって見分けをつける練習になるので、まず受け身です。
受け身というと変かもしれないですけど、まずは相手の情報を受け取った上で、聞く力を育てることによって、結果として話す力のほうが、長い目で見て大きく伸びるのかなと。

聞く力のない人が小手先の話すテクニックだけ学んでも、それは一方通行なのです。相手のことを見てないですから。

私はこの前、談慶師匠と話して思ったのですけど、談慶師匠は自然にやっています。
相手の情報を感受性豊かに取り入れています。ある意味「聞く」っていうことですよね。

相手の話を聞くとか相手の表情を聞いています。そこで情報を読み取って「あ、この話興味もっているな」というところを選んで出しています。

もちろん、背景には豊富な知識とか教養とかがありますが、まずはその前に、相手がどういう気持ちかということを読み取る。「聞く力」を育てるということを先行させたほうが、長い目で見て、あなたのしっかりとした話す力が身に付くのではないかと。

小手先のテクニックとか以前に、まずは聞くということが大事かなと思っています。ぜひご参考になさってください。

私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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