日商簿記検定3級の場合のポイントになるのは、第1問の仕訳、第3問の試算表、第5問の精算表、この3つです。
1、3、5を制する者は簿記3級を制します。
第1問の仕訳は20点、第3問の試算表は30点、第5問の精算表は30点。
これらを全部取ると合計80点です。
これだけでも合格レベルです。
この3つについて最低8割以上取ることが目標です。
そのため、この3つで8割ずつ取れれば64点、あと6点で合格します。
ほぼ合格が目の前に来ます。
ということで8割取ります。
そのためには、この時期は試算表を徹底的に勉強することです。
仕訳も過去10回分の過去問をするなどして、1週間前ぐらいまで頑張ります。
そして第3問は試算表。
最近のものから2つ、何となく種類が違うものを2つ選んで2つ取り合わせて、それだけを徹底的にやります。
1つ目は40分以内に終わらせることです。
絶対終わらせてください。
40分でできなければ負けです。
40分以内にほぼある程度書けるようにすることです。
貸借の合計が合わなくても気にしないことです。
とにかく書きます。
しっかり頑張れば2割間違っても8割取れますから。
40分以内に必ず解いてください。
そして、2つ目は前半20分が下書き、後半20分が集計、というように前半後半に分けます。
20分下書き、20分集計、この手順も守ってください。
20分下書きと言ったら仕訳です。
仕訳は20分で終わらせます。
大体平均20個から30個、最大30個としても20分、1200秒で30個。
つまり下書きは、30個の仕訳は大体1個40秒で終わらせます。
1個40秒、30個で1200秒。
したがって、20分で終わらせるには1個40秒です。
第3問の仕訳は1個40秒で終わらせます。
前半20分下書き、後半20分集計、合計40分、この時間配分ができるようにすること。
前半20分は下書き、後半20分は解答というように、この時間配分に気を付けること。
これが2つ目です。
そして3つ目は、下書きは略語で書くことです。
現金ならばカタカナの「ゲ」など。
売上や仕入ぐらい簡単ならばいいですけど、例えば、売買目的有価証券とは書いていられませんので、私ならカタカナで「バイバイ」あるいは「バイ」とします。
あとは、固定資産の売却取引で減価償却累計額は出る可能性があります。
その場合は「ルイケイ」や「ルイ」などというように、簡単にしてください。
というように、仕訳は略語を使って書くことです。
1つ目は40分以内に終わらせることです。
2つ目は前半20分が下書き、後半20分が集計です。
3つ目は下書きの仕訳は略語で簡単に書くことです。
この3つを以て、徹底的に過去問に2つぐらい第3問の試算表を集めて、最低どちらも5回ぐらい解いてください。
そうすると5回もやってみれば大体パターンが見えてきます。
それでまずは勝負しましょう。
これが最低ノルマです。
柴山式でもいいのですが過去問レベルの試算表を2つは用意して、その2つは完璧にしてください。
まずはそこからです。
それで余裕が出たら、ほかにも手を出すという形です。
まずは2つぐらい選んで、試算表をしっかりと完璧にすることを考えましょう。
私はいつもあなたの簿記3級合格を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
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