前を向いて歩こう。
明日2015年2月22日、日曜日は第139回日商簿記検定があります。柴山会計で指導をしているキッズ簿記、子どもたち4人、下は小学校二年生。二年生1人、6年生が2人、中学校一年生が1人、合計4人の子供たちが明日、日商簿記検定を受けます。
武蔵野商工会議所というところで受けるのですが、全員簿記4級受けます。一応予定では。
ただ子供なので風邪をひいたり、何か不慮の事態があったら受けられないかもしれませんが、一応予定では4人が、簿記4級を受けます。
あと簿記3級は2人受けます。ぜひ頑張って欲しいなと思っていますが、2月は日商簿記検定1級はないのです。簿記2級3級4級、各級で試験があります。
前の日なので明日、日商簿記検定2級3級などを受ける方がいらっしゃると思いますので、今日は最後の練習だと思いますが、今日の練習も明日の本番を想定して、これを1回ミスったらあとがないぞっていう緊張感をもって今一度ここで練習しておきましょう。
本番のつもりで練習をする、普段からやって欲しいことなのだけども、練習のための練習だと、緊張感がなくて集中力が不足している状態でやると、本番はできません。
本番でもそういう集中力が不足した状態で臨むことになるので、やっぱりイージーミスをしやすいです。
そうすると、普段できていることができなくて、焦ってしまって、結局力が十分に出せずに終わってしまうということもありえます。
なので、練習の時こそ本番を意識して緊張感をもってやります。
特に今日は前の日ですので、一個一個の問題を本番のつもりでやってみてください。
そして今日最後にやって欲しいのは、勉強時間をできれば5時間取って欲しいです。
5時間勉強取ったら、そのうちの2時間はできる問題をやります。
今まで自分が解いてみてできる問題。できれば過去問か総合問題1回の問題です。
できる問題を2時間でやって100点近く取ります。8割~9割合格点を取って良いイメージでひとつ終わらせます。残りの3時間は何をやるかと言うと、苦手な問題です。
2時間は得意な問題をやって欲しいです。2時間は必ず得意な問題をやって欲しいです。
最低時間がなかったら4時間位やるとしても、2時間は苦手な問題をやって欲しいです。
残りの2時間または3時間は同じ問題が本番で出たら、まずい危ないという一番苦手な問題から時間の許す限りやってください。
2級ならば工業簿記、それから仕訳第一問、第三問の決算対策。今回本支店会計が出る可能性もありますけども。
あとは第二問対策、今回気を付けて欲しいのは、伝票会計と特殊仕訳帳が出る可能性があります。出たらラッキーだから。合格率が上がるから、ぜひこの辺り2級の方。
工業簿記は定番の問題です。個別原価計算の仕分けとか勘定連絡とか製造間接費。それから総合原価計算、単純総合、工程別、仕損、組別、等級別。
このあたりが一番苦手なのです。工程別とか仕損っていうのは定番なので、このあたりはしっかりできるようになって欲しいなと思っています。
あとは標準原価計算、直接原価計算。このあたりの典型問題をやってみる。自分なりでいいです。今言ったのを全部やれとは言いません。その中で自分が一番苦手なものからやってください。
3級の方は第一問の仕訳の苦手なところ。第三問は試算表。第五問生産表。これを1個ずつもう一回やる。第二問、第四問は、伝票会計とか特殊仕訳帳。
明日、山の一つに考えているのは、特殊仕訳帳。
取引を見て、どの補助簿に記入するかという丸をつける選択問題があるのです。それがそろそろ出る可能性があるので一応気をつけてください。
取引によってどの帳簿に書くか、番号を選ばせる問題もありうるので過去問でその問題を調べて確認してやっておくといいです。それは危ないなと思っています。
これが出たときに全然対策していないとできないのです。そろそろ危ないかなとちょっと思ったりしています。これ参考までに。
あと第2問対策は何が出るか分からないので、補助簿の苦手なものをやっておけばいいのです。商品有高帳とか小口現金出納帳とかいろいろあるでしょう。
手形記入帳とか忘れかけているものとかを優先的にいくつかやってみる。第二問、第四問はそんな感じです。
3級もそうなのだけど、自分の苦手なもの中心にやってください。
苦手なものが2時間から3時間。自分が得意な回、総合問題とか過去問をやっていると思うので、点数が取れていて、比較的良いイメージがあるものを1回やって、合格のイメージを持つ。
勉強の半分は合格のイメージを持つ、残りの半分は苦手なところ潰す、この二つの両面作戦で、4時間から5時間、場合によっては8時間やっても構いません。
あとは体調に気をつけて、午前中2時間、午後2時間、或いは夜2時間。夜はあまり遅くならないように頑張ってください。
私はいつもあなたの簿記合格を応援しています。
そしてこれは簿記検定を受ける人に限らず、何か将来本番がある、何かいざというときにプレゼンをするとか、実戦があります。
その実戦の時には、普段の練習通りできるようにメンタルを整えます。そして普段の練習と普段のトレーニング、普段の仕事をきちんと実践のつもりで緊張感を持ってやっているかどうかが大事です。
普段の日常の努力というのは、本場を想定して集中力を持って、1から10まで全部集中しろとは言いませんが、せめて2割とか3割。時々は集中して、本番のつもりだっていうふうに。
普段の練習は極力意識をして、できる時には本番、実践、いざという時を想定して、緊張感を持って練習をしましょう。
練習は本番のごとく。本番は平常心を持って取り組む。そのときはやっぱり普段の練習量なのです。
これだけ沢山練習したのだから、これだけ沢山努力したのだから、私は本番ではうまくいくはずだと、こういう努力の量です。努力の量があなたの結果に結びつきます。
ぜひ頑張ってください。私はいつもあなたの簿記検定の合格、或いは資格試験の合格、さらには人生における成功を応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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