前を向いて歩こう、今回は本の紹介です。
さすがにこのあたりもこだわりです。
これは、上坂徹さんという方が書いています。
私と世代が近い方で、いろいろな本を書かれています。
株式会社ボルテージという会社について書かれているのですが、非常に面白いです。
これはビジネス本です。
「胸キュン」というと、「君に胸キュン」というYMOの歌があったと思います。
「胸キュン」という言い方は最近もするのですかね、私たちが若い頃は、自分では言わなかったですが、よくテレビで聞きました。
この言葉は新しいのか新しくないのかわかりませんが、インパクトはあります。
私たちの世代だと懐かしいなという気もします。
「『胸キュン』で100億円」というタイトルから考えていますね。
このあたりは、さすがにコンテンツをビジネスにされているなという気がしますが、実はこのなかに、いろいろと面白い発想が出ていて、特に経営者やビジネスマンの方に読んで欲しいのですが、あらゆる部署で参考になることが書いてあります。
裏表紙にテーマとタイトルが書いてあって、だいたいこれが本文にマッチするのです。
「新卒でもヒットを出せる独自の仕組みを初公開」「時間とお金感覚のマーケティング」ここだけ私は本文でピンと来なかったのですが、この3つは非常にピンとくるところがあります。
「感覚をロジカル化する3行企画書」これはよくわかります。
以前、私はスピーチのお話をしたと思いますが、研修でスピーチなども教えることがあります。
早口の人間が教えるのはおこがましいといえばおこがましいのですが、セミナー業でも20年ぐらい生計を立てているので、やらしてもいいだろうと思いながらやっていますが、あとは、「恋コン・バイブルとドラマ塾」ドラマという発想がすごく面白いです。
これは『プリティ・ウーマン』を題材にすごく分析していて、すごく面白いです。
私はこれを見て、『ヒーローズ・ジャーニー』という有名な自己啓発の話を思い出しました。
『ヒーローズ・ジャーニー』というのは、Callingといった天命から始まって、その次はCommitment、その後は出発とか、門出とか、Deamonとか、いろいろ出てくるわけです。
英雄の旅という、有名なドラマのストーリー形式がありますが、ドラマ塾を見てそれを思い出しました。
あとは「G・PDCA」というのはPDCAのカスタマイズ版です。
「A→Bフォーマット」は、私はロジックで一部学んだところで、いわゆる導出というものですが、前提と結論の矢印のところに根拠があって、こういった過程を導出といいますが、この「A→Bフォーマット」の発想もロジカルで面白いと思いました。
これは参考になるコンテンツがたくさんあって、これ自体がコンテンツの塊です。
今回、私、3行スピーチという、以前この動画のシリーズでもお話したことがある、クエスチョン、アンサー、リーズンだったと思いますが、まず問いかけをします。
よくバラエティ番組でありますが「どう思いますか?」と聞いたあとに「答えは○○です」「では解説をお願いします」というように、クエスチョンアンドアンサーアンド解説です。
そのパターンで、3行スピーチのようにこの本の魅力を私なりに読み取ったところを言ってみたいと思います。
1分間スピーチや3分スピーチで使う手法で、私も社員研修のスピーチの研修などで使うやり方ですが、今回は「『胸キュン』で100億円」の本について、私が感じたことを3行スピーチをしてみたいと思います。
「『胸キュン』で100億円」3行スピーチ、まずはクエスチョン。
恋愛ゲームで100億円、それはなぜ?なぜ恋愛ゲームというコンテンツで100億が突破できたのか、その理由は?いろいろな理由がありますが、ひとつ印象的なものを挙げると、何も知らない大学生がすぐに社会人になってすぐにヒットを生み出せるような仕組みづくりがされている、ここは非常によくできています、これがアンサーです。
クエスチョンは「恋愛ゲームで100億円、何でそんなことができるの?」で、理由のひとつとして「新卒がすぐにヒットを生み出せるような仕組みづくりがされている」それなんで?
理由はというと、恋愛ゲームというとストーリー、著者の方が元々映画のストーリーをアメリカで学んだということなので、映画のパターンには50ぐらいしかないという定説があります、実は私も昔それを聞いたことがあります、30と聞いた気がしますが、30とか50とかパターンがあるらしいのです。
あとは状況に応じて、流行をコンテンツに流し込めば映画というのは出来ると随分前に聞いたことがありますので、これは定説なのでしょうね。
この本に出ているのは50ぐらいです。
ストーリーにはいくつか型があって、基本の型をしっかりと学ぶ、これは能とか落語とか、古典の世界もそうですね、型をしっかり覚えてからやらないと、それは型なしと言います。
型をしっかり覚えて、自分なりの工夫をするから、これは型崩しといって、これが創意工夫です。
型を知ってから自分なりの色を出すのが工夫なのです。
でも、型もなくて独創性を出そうとするのは基本がなっていないのです。
それを型なしと言うという、すごく面白い話があります。
まず、新人の段階で即戦力になるように型をしっかりと教え込みます。
マニュアルや基本的なコンセプトのシートがたくさんあって、それをしっかりと教育しているのでしょうね。
やはり根底にあるのは教育です。
新人の段階からしっかりと教育をして型を覚えさせて、型にはまった作業を何度かやっているうちに自分の色がどんどん出てきますが、その微妙な崩し方にこそ個性があるのだろうと私は思いました。
したがって、クエスチョンは「恋愛ゲームで100億はなぜ?」その答えは「新卒でもヒットをすぐに生み出せる仕組みが入念に作り込まれている」ではその理由はというと「ストーリーにはいくつかの決まった型があって、それをしっかりと徹底的に覚えてもらって、手順をマニュアル化して、基本の型を浸透させて、新人が基本のマニュアルをしっかりとマスターした場合、それを何度も使っているうちにすぐに即戦力として、自分なりの色を少し出しながら、現場の感覚、自分の感覚をうまく活かしてヒット作を出す」すごく面白いです。
クエスチョン、アンサー、リーズン、もし良かったら参考になさってください。
あとの詳しい話は本書を読んでください。
私はこの本を書いた方とまったく利害関係はありませんが、非常におすすめです。
わかりやすくて読みやすいです。
恋愛ゲームなので、女性の方の目線でも面白いと思います。
やはり女性の方の市場というのは大きいです。
女性の方に気に入られるというのはビジネスのポイントです。
クエスチョン、アンサー、リーズンという根底にあるテーマは何かというと、「売れるものをどうつくるか」これが底流です。
売れるものをどうつくるかという大きな命題、売れないものをつくってもしようがないですよね、売れるものをつくりましょう、恋愛ゲームで100億売れるものを作り続けています。
他にも理由はいろいろありますが、1つあげるならば、私は「新卒がヒット生み出すような『仕組み作り』」この「仕組み」にマニュアル、マニュアルにはいろいろな意味がありますが、今回は底上げのマニュアルです。
制約するマニュアルではありません。
基本を覚えさせるという意味の、教科書としてのマニュアルがしっかりと作り込まれています。
このQ・A・R、私の会社にも使えると思いましたし、あなたの会社、あなたの仕事にもおそらく使えるヒント、ノウハウが満載です。
やはり会社は売れるものを作ってなんぼです。
ぜひ、共に頑張りましょう。
今日は本のご紹介でした。
読みやすくて面白いです。
これはなかなかしっかりした本だと思います。
おすすめです、ぜひ読んでみてください。
私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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