元々の趣旨は、2014年の1月下旬から、本格的にコーチングの入門講座を開講しようと思っています。
そのご案内ということで、コーチングの魅力と意義について、みなさんにどのようなメリットがあるのかを中心に、コーチングとは何かについてお話をするセミナーでした。
そのなかの企画の1つとして、コーチングのサービスを使いながら柴山式の簿記1級講座を受けていただいて、昨年の7月にスタートしてわずか4か月で480時間の勉強を達成して、11月に一発で合格された方にお越しいただき、お話をしていただきました。
元々は、今年の6月、つまり約1年後に合格すればいいなという気持ちで私に相談をしたのですが、私は「受験を早めなさい」と言いました。
彼はその言葉を信じて、コーチングを始めたら、11か月で受かるかどうかと思っていた人が、なんと4か月で受かってしまったのです。
つまり、コーチングのスキルも使いながら、本人の意識改革をして、11か月の予定だったところを7か月早めて4か月で合格したのです。
これだけでも、コーチングがその人のメンタルに与える影響が大きいということが分かります。
この方はマエムラさんという方なのですが、この方の音声や独占インタビューも撮影しましたので、いずれアップしたいと思います。
私の独占インタビューと、コーチングガイダンスのなかでのインタビューの、合計2回インタビューをさせていただきました。
そのなかで最後に彼が言っていたのが、前回の失敗と今回の成功の比較をして、何が一番違うか?との問いに「スタートラインの動機づけが違った」と言っていました。
2007年、彼は二十歳の頃に日商簿記検定1級にチャレンジして失敗しています。
そのときは、簿記2級に合格したあとに、簿記2級の延長でなんとなく曖昧な目的意識で始めてしまったのですが、それほど甘くはなく、「簿記1級の勉強がつらくて逃げた」というふうにご本人は語っています。
悔しい思いをしながら、アルバイトをしながら、何となく目的意識をはっきり持たないままで6年間を過ごしている間に、周りからも厳しいことを言われて、馬鹿にされたということもあったのかもしれません。
自分が“負け組”のような位置づけになってしまって、悔しい思いをしていたのですが、昨年、2013年の7月に柴山式の簿記1級に申し込みました。
最初は、翌年の6月に受かればいいと思っていたのが、私の相談によって「まずは今年の11月をめざしましょう」ということになって、思い切って11月に目標を前倒ししました。
しかも3分の1ぐらいに目標を前倒しすることができたのです。
テキストは薄いですし、本人は当初「詐欺か何かに騙されたのではないか」というふうに思ったらしいです。
本人は半信半疑だったのですが、スタートラインでは強烈な動機付けがありました。
「6年間悔しい思いをしていたから、世間を見返してやるぞ・俺を馬鹿にしたあいつらを見返してやる」ということです。
言葉はきついですが、私が聞いた限りではそういうイメージです。
「20代半ばにもなって、ダラダラしてちゃいけないよ」という雰囲気だったのでしょうが、そのような世間の目に対して、見返してやろうと思って、強烈なコンプレックスと反骨心から、「絶対に今回はやってやる!」という、スタート時の動機の深さ、良い意味での「欲」があったのです。
健全な欲求が深いことを「動機の深さ」と私は言っていますが、健全な欲求が深ければ深いほど、スタートダッシュがしやすいのです。
そこで、スタートをして、私のコーチングを受けながら、反骨心を良いエネルギーに転換して彼は合格したのです。
6年前の甘い考えをいったん捨てて、悔しい思いをしたという気持ちが成熟していって、鬱憤を晴らすように、昨年7月から4か月で一気に480時間勉強をして、見事に一発で簿記1級に合格したのです。
柴山式の場合には500時間程度勉強すれば受かるということも分かったと同時に、4か月で達成できる動機付けもできるのだということも分かりました。
「あなたにとって悔しい思いをしたときはどういうときですか?」ということを思い出して、「今回はがんばってやるぞ」という、ある意味の反骨心、昨日、私はそれを「何くそ根性」と言いましたが、「何くそ!」気持ちで動機づけを深くすると、これだけでも合格率が上がるということを今回学べたなと思っています。
こういった、すごく貴重な体験や情報はみなさんとシェアしたいので、今朝すぐにお伝えしたいと思って動画を収録しました。
「動機づけの深さ」が今後のパフォーマンスに影響するという学びを、今日以降の仕事や勉強に活かしてみてください。
私はいつもあなたの簿記1級合格や仕事での成功などをいつも応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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